依頼はしないけど、探偵の行う浮気調査ってどうやっているの?という素朴な疑問があると思います。
実際に、どのようにして浮気調査を行っているのかご紹介したいと思います。
まずは調査対象者の顔や雰囲気を覚えるところからはじまります。
浮気調査する対象者の顔や体型、雰囲気を覚えることからはじまります。これがないとどこの誰を調べればいいのか手のつけようがありません。たまに写真が無いこともありますが、その時は依頼人の協力のもと判断することもあります。身長、年齢、体型、服装、出ていく時間など、、、
自宅から調査する場合は戸建ての場合、顔がわからなくても判断しやすいですね。
張り込む
次に張り込みです。対象者が滞在している場所から張り込みを行うのが大前提。対象者が滞在している場所とは、自宅、勤務先、実家などです。通常は車両を使い、近隣の人におかしく思われないように張り込みします。
車を用意していない場合や現場が狭すぎて車が停められない場合、立ち張りといって、文字通り立って張り込みします。ただ、一カ所にじっとしているのは変なので時折移動する、交代するなどの工夫はあります。
住宅街ですと、男がずーっと同じ場所で立っているのはおかしいですし警察に通報されてしまいます。今は住宅街でもコインパーキングがある場合も多いので、そこに車を停めて張り込みすることもあります。この場合はコインパーキングの駐車場代は経費として依頼人に請求されます。
ごくまれにですが、対象者が必ず現れる場所から張り込みを行い、対象者を確認する場合もあります。必ず現れる場所とは最寄り駅や飲食店、旅行先などです。
尾行をする
長い長い張り込みの後は尾行が始まります。対象者とは数十メートル離れているので大抵はバレにくいですが、後ろばかり振り返る人もたまにいます。
対象者がどこかに出入りすればその映像を撮影しますし、浮気相手と思われる異性と逢えば必ず浮気相手の顔写真を撮影します。やっかいなのが、電車移動で駅から出てすぐに知り合いの車やタクシーに乗車されることです。映画ではないので後続のタクシーがあるとは限りません。
浮気相手と飲食店に行ったときは概ね飲食店の外で待つことが殆どです。その後ホテルに入る時は調査員も続けて入り、ラブホ内での様子も撮影します。高級ホテルの場合はチェックインまでの場合と、エレベーターも一緒に乗って部屋の特定まですることもあります。
ホテルに入る時よりも、出てくる瞬間を待つまでがとても長く感じられ、緊張します。
浮気相手の特定
一番重要な浮気相手の特定は自宅に帰るまで尾行が継続されます。大抵は判明しますが、セキュリティの高い高層マンションでは身元の特定に至らないケースもあります。近年都市部ではそういった傾向もあります。
上記の事を説明しない探偵事務所もありますが、そういう不親切なところは止めたほうがいいです。
ただ、苗字や勤務先の情報などがあれば、特定できるデータ調査もありますので絶対に判明しないわけではありません。
報告書の作成
調査が終わったら報告書の作成です。ここでもきちんとした事務所と不親切な事務所とでは大きな差が出ます。親切な探偵事務所ほど写真と説明文や細かな描写が多く、対象者に動きが無い場合でもその間の写真や説明文があります。
逆に不親切な探偵事務所は細かな描写もなく、写真も安物の機材なので不鮮明です。それが事前に分からないのが探偵というものなのです。そして、事前に他社と比べることもできません。
いかがでしたでしょうか。
とても簡単な説明ですが以上が浮気調査の流れです。本当にアナログな方法で調査していますし、アナログな方法しかないのが現状です。
浮気調査を含む、素行調査というのは長時間に及ぶ張り込みと緊張感の連続である尾行調査、この二つの要素からできています。撮影機材を鞄に忍ばせ暑さ寒さも我慢し、時には食事もとれず、トイレにも行けない過酷な環境下に探偵は居ます。