大阪杯は牝馬ラッキーライラックが勝利しGⅠ3勝目を挙げました。ラッキーライラックの父オルフェーヴルは13年にGⅡ時代の大阪杯を制しており、今回の勝利は父娘制覇となります。無敗で2歳女王に輝いたラッキーライラックですが、3歳クラシックでは怪物アーモンドアイに苦渋を味わされる結果に終わりました。
しかし、昨年の秋のエリザベス女王杯でGⅠ2勝目を挙げて以降は牡馬相手の香港ヴァーズでも2着に健闘するなど充実期に入っています。2歳女王ではありますが、古馬になってから完成するタイプというのは父の兄ドリームジャーニーと同じ。
ステイゴールド系らしい成長曲線のように思えます。ラッキーライラックは大阪杯を制したことにより、昨年のリスグラシュー同様、今後も牡馬相手に戦っていく事になるでしょう。今後の結果次第では凱旋門賞挑戦もあるかもしれません。ラッキーライラックには父が果たせなかった凱旋門賞制覇を期待したいですね。
今週は3歳牝馬クラシック初戦の桜花賞が阪神競馬場で行われます。近年の勝ち馬にはアーモンドアイやグランアレグリア、2着馬でもリスグラシューやラッキーライラックなど牡馬相手でも引けを取らない名馬たちが排出されています。
今週もコロナウイルスの影響により、無観客でのGⅠ開催となってしまいましたが、ウイルスを吹き飛ばすような熱戦を期待したいですね。
過去5年の連対馬の前走傾向は、チューリップ賞7頭、フィリーズレビュー、シンザン記念、朝日杯フューチュリティステークスがそれぞれ1頭とチューリップ賞組が圧倒的な成績を挙げています。距離別にみると距離延長が1頭、同距離が9頭、距離短縮が0頭と同距離組が有利となっています。
血統的傾向はディープインパクト、オルフェーヴル、ハーツクライ、ダイワメジャー、キングカメハメハなどクラシックに実績のある種牡馬の産駒の好走が目立ちます。
サンクテュエールは前走のシンザン記念で1着。父ディープインパクト、母父カナディアンフロンティアはミスタープロスペクター系という血統。シンザン記念は2着プリンスリターンとの着差はわずかでしたが、後にきさらぎ賞を勝つ3着のコルテジアには4馬身差をつけています。牝馬でシンザン記念を制したジェンティルドンナやアーモンドアイは3冠牝馬に輝きました。サンクテュエールも2頭に続き3冠ロードを歩めるのか注目ですね。
クラヴァシュドールは前走のチューリップ賞で2着。父ハーツクライ、母父ジャイアンツコーズウェイはストームキャット系という血統。重賞では2着3着2着とあと一歩な成績が続いていますが、常に上位の末脚を使う堅実派で本格化前のリスグラシューを彷彿とさせるものがあります。直線の長い阪神コースはこの馬の末脚が活きるベストコースですし、初重賞制覇をGⅠで飾る可能性も十分あると思います。
レシステンシアは前走のチューリップ賞で3着。父ダイワメジャー、母父リザードアイランドはダンチヒ系という血統。阪神ジュベナイルフィリーズは好タイムで2着に5馬身差つける圧勝でした。
チューリップ賞は阪神ジュベナイルフィリーズで負かしたマルターズディオサ、クラヴァシュドールの末脚に屈し初黒星となりましたが、休み明けを一叩きされたことにより、今回は前走よりも良化が見込めます。ダイワメジャー産駒は17年1着レーヌミノル、19年2着シゲルピンクダイヤと2頭の連対馬を出しています。武豊騎手に導かれ2歳女王復活なるでしょうか。
上記以外ではチューリップ賞1着のキズナ産駒マルターズディオサ、クイーンカップ1着のディープインパクト産駒ミヤマザクラにも注目したいと思います。

