12.2㎞テンポ アスレティクスNZ・バーチャル駅伝 | 酒井根走遊会のページ

みなさんこんにちは。

 

酒井根走遊会です。

 

今日はハードに12.2㎞のロングテンポを実施。

(実施場所はいつもの芝生パーク)

設定タイムは3分15秒~3分10秒/㎞当たり(平均3分12秒/㎞)を計画していました。

先週に行った5㎞のテンポが15分47秒だったので心拍数160+のあたりで走るとそのくらいのペースが丁度いいのかなという設定です。

 

そしてこの12.2㎞というのは、アスレティクス・ニュージーランドのバーチャル駅伝に挑戦する目的で設定しました。

本来であれば5月の中旬か下旬あたりに行いたかったのですが、昨日の3時ごろ仕事を終えると一通の電話が。

 

『献血センターですが、来週献血しませんか?』

 

というわけで来週の火曜日に600mlの血を血が必要な人のために寄付することにしました。

たくさん走って赤血球数・ヘモグロビン濃度が高い血で輸血を受けた人も元気になってもらえればと思います。

 

少し話は違いますが、私は高校や大学の頃は血液検査へ行ってもヘモグロビン13.5~13.0くらいで貧血ぎりぎりをさまよっていました。

大学を卒業してから血がみるみる濃くなり、

現在では16.8といった数値を示しています。

 

昔はいろいろと自分なりに栄養を考えて食べていたにもかかわらず常に貧血気味だったのに対し、今はヴィーガン(肉・魚・乳製品食べない)生活でもこの数値は何なのでしょうか。

これは、豆類・ナッツ類のプロテインが体に合っていたということなのでしょうか?

一つ言えることはピーナッツバター最高!ということでしょう。

(4kg ピーナッツバターと筋トレ)

 

さて話はそれましたが、献血で少しの間(約3週間ほど)血が少ない(薄い)状態になるとパフォーマンスも少し落ちそうな気がするので、献血前に12.2㎞をやってしまおうという考えです。

 

 

今はレースも目標も定まっていない時期なので、

”献血前と献血後にどれだけパフォーマンスが変わるのか”

という参考にもなると思い、思い切って“今日”実施することにしました。

 

これを知っておけば、今後献血に呼ばれた時にもいいタイミングで気持ちよく血を寄付できると思います。

 

 

さてまずはグランドコンディション。

 

週の初めに降り続いた雨も上がり、芝生は思ったより濡れていませんでした。

所々水たまりがありますが、コースにぬかるみはなくアップ時には走りやすい印象です。

 

(芝生は刈ったばかりで非常に走りやすい。しかしこれから冬シーズンになると乾いたフィールドで走れる機会は減る)

 

ウェリントンで必ずチェックしておきたいことはもちろん“風”

今日は天気予報では平均風速30㎞/h(約7.5m/s)という情報です。

 

しかし幸運にも練習時間の11時~13時は風速20㎞/hになるという予報が!

スタート時、風は確かに吹いていましたが、これから落ち着くと
期待してスタートラインにつきます。

 

早速スタート。風を受けつつも、昨日の坂ダッシュでいい乗り込みができているのか足取りが軽いです。

 

今回は長丁場。以前よりも少し大きめに回ることにして、18周弱で終わるように調整します。

さてまずは入りの1㎞。

“3分2秒!”

速すぎた!

3分12秒狙いで入っているのに10秒も速い。

確かにこれでは5㎞のレース努力感だと思いながら走っていたので、3分2秒でも全く不思議ではありません。

 

ただ、芝生でさらに雨で柔らかくなっているコンディションでは“遅すぎたら…”という不安がピッチを上げさせます。

とりあえず落ち着こう。ここからまだ11.2㎞もあるぞ…

 

少し落ち着かせながら3周手前、2㎞を知らせるアラームが

“3分5秒”

あれ、あまり落ちていない。

しかし努力感を落として、“ペースが落ち過ぎたらどうしよう“という不安がまだ頭の中から消えない。

とりあえずこの感じで走り続けてみよう。

この時の努力感は8㎞~10㎞のペース配分だったのでとりあえずリズム一定にすれば12㎞までのばしていけるはず…

 

3㎞通過、

タイムは

“3分08秒”

3㎞の通過9分15秒!

予定より20秒も速い、これはまずい。

と思いつつ、ここから幸か不幸か風が…

 

風が弱まるのではなく、風が強くなってくるというコンディションへ。

 

4㎞通過、

“3分9秒”

5㎞通過

“3分10秒”

 

風を真正面から受けるところで明らかにペースが落ちる。

そう感じていたのでこの風が、タイムを設定どおりのタイムに調整してくれたというイメージだった。

 

特に4㎞あたりでは“今日は6.1㎞で終わってまた別の日に仕切りなおそうかなー”と思い始めていたので、この4㎞~5㎞の風での調整は私にとってまさに幸運。

 

のはずだったが

(35㎞/hの風はおよそ8.75m/sの風)

6㎞通過

ここは気持ちとして半分通過で、ここからもう一度、と思ったためか時計を観ずにリズムだけを規則的に刻んでいこうと試みる。

しかし風が風速を増し、勢いよく吹き付けてくる。

 

7㎞通過

“3分14秒”

結構落ちている。とりあえず10㎞まで頑張って考えるか…少し12.2㎞をあきらめ気味に走るようになる。というのも

この時の向かい風は、自分のペースを丁度よくしてくれた優しい風邪ではなく、自分のランニングに勢いがなくなり一歩一歩を力ずよく踏み出さないと前に進めないような“風“となっていた。

 

とりあえずできるとこまで走り続けようかな。

8㎞通過

9㎞通過

もう時計は一切見ていない。

 

知らせるアラームが現在の距離だけをカウントさせ、自分に残りの距離を計算させる。

そして体は同じリズムで同じ努力感で動き続け、周回と時間を重ねていくことだけが続いていく。

といっても向かい風区間はプッシュしなければ進めずきつく、追い風区間は少し楽になるという一定とは言えないリズムの中で走っているのだが…

 

10㎞通過

あと3周と少し…

相変わらず時計は見ないが、何となくペース“3分15秒~3分10秒”は維持できているような気がしている。なぜなら、

『ちょっときついから上げたくも下げたくもない”辛気持ちいいペース”』

というと長距離やっている人はわかってくれるかもしれない。

スピードときつさを同時に発揮しているのとは違い、またマラソンのように延々と走れるペースでもない、終わりが来るその時までこの“辛気持ちいいペース”にはまりたい

というのは誰もが一度は感じたことがあるかもしれない。

 

脚が重くなってくることを感じる。

さすがにクロカンで12.2㎞をやるにはまだ準備不足だったかなと思いながら時計が鳴る。

 

11㎞通過

時計を見ようと思ったが、見ない!

遅いのか・速いのか

楽しみは後に取っておくことにする。

 

少しピッチを上げる。

ここまでくるともうエネルギーを残しておく必要はない。

更にピッチを上げよう、と思ったが風は自分の意思に反し体を押し返す。

 

12㎞通過

“3分9秒”

あと200m

 

ここからはGPSでの200mでフィニッシュとなる。

とりあえずフィニッシュ地点はわからないので時々時計を見ながらペースを上げる。

12.08

12.13

12.18

 

12.20!!

時計を止める。

 

疲れた…

歩きながらフィニッシュタイムを見ると“38分35秒“

(今日はひとりぼっちの公園)

3分12秒平均で12.2㎞走ると39分02秒になると思うので予定より30秒程速いタイムとなった。

 

これで心置きなく献血に行けると思い安心して、テンポ後のドリル・ストライドに取り組むことができた。

 

さて家に帰って心拍数データを見ると、最初の1㎞-2㎞だけ166で後は160あたりから少しずつ上がっているといった状態になっていた。

もともと心拍数が上がらないタイプなので160~163あたりは十分にテンポとしてLTを刺激できたに違いない。しかも30分以上も。

 

良い練習は回復と合わせていい練習なので、十分に体が回復するように、

今日はピーナッツバターをいつも以上に摂取しようと思う。

明日はあっという間に週末金曜日。

 

ウェリントンにも少しずつ人の気配が戻ってきました。

 

明日も良い一日になるように。

それでは明日もHave a nice day👍