フェイク 2
「できるまでは ふりをしろ!」
「できません そんなこと私!」では、いつまでもそこに留まってしまうもの。
例えばレシーブ。強烈なフラットサーブにあてるだけの対応。そして相手のエース。
だったらやってみて。理想のスイング。理想のブロック。
10年以上前になるが、有明のコートでクエルテンとブルゲラが練習していた。
ガシャ!ゴショ!思いの外フレームショットが多いなぁ・・・そしてコーチがフラット
サーブでクエルテンが渾身のレシーブ。たった一回だった。スイートスポットが捕
らえた飛球はコーチのコートコーナーに突き刺さるクリーンエース。
「OK!」
そしてコーチと選手は足早にコートを去っていった。
グランドスラムで優勝している選手をつかまえて「Fake=偽物、ふり」の説明とは
失礼な感じがするが、確かに彼はエラーの度に打ち方を変えるなんてことはなく、
ただただ理想のレシーブを繰り返しトライし続けていた。そして最後の一回がゴー
ル。コーチは一言「Good!」・・・それだけ。いつもできているよ・・と言わんばかり
のクエルテンの態度がとても印象に残っている。
これが「Fakeなのか!」
なるほど「やってみようじゃないの」・・・・そう思った記憶が甦った!?