シャヴァーサナ4
それはそうだよね。完全なリラックスで意識は身体から離れて、
空中から優しく眺めているかのよう。心のざわつきもなく、静か
に呼吸を楽しんでいる。すべてを手放すことのできた手のひら
が、瑞々しい新芽のように上向きに解放されていく。そんなシャ
ヴァーサナに至る過程を、一つ一つ丁寧に観ていきましょう。
今日の僕はそんなリラックスからは程遠く、雑務と雑事に挟ま
れて呼吸する。妻と子と子とお腹の子と、みんなに挟まれてて
んやわんや・・・・しかし!
なんだかいつもと調子が違う。心のヒムサー(暴力)よ何処へ。
何故かは分からないけれど、ぜんぜんいらいらしないではない
か。終日顔は緩みっぱなしの、でれでれと締りのない笑顔です。
きっと20年くらい経ってから振り返るなら、そんなに幸せならそ
うでしょうよって、半ば無関心な合いの手で答えるでしょう。でも
それが今起きているのだから、こんなに不思議なことはない。明
日明後日までにかたづけるべき事務仕事も、し忘れている友人へ
の伝言も、すべてが柔らかい微笑みで見守る。奇跡的に出会えた
心のシャヴァーサナ。明日の朝、目覚めと共にそれが幻想であっ
たことを知っても、この満足がまた来ることを夢見て、吸って吐い
てを始められる、ことにして今日は眠ってしまおう!


