大ちゃんと
今日、大ちゃんの入院している病院に行った。
「おっ、大ちゃん」 「おっ、しんちゃん」 「ありがとう」
大ちゃんは5月13、僕は4月、かつさんが2月で一郎くんが3月。
みんなは20年前、石川町のフライングソーサーで知り合った。
「空飛ぶ円盤」のマークのレンタルレコード店。
今はバナナレコードって販売するお店になっている。
レンタルなのに洋版に強く、みんなよく知ってること・・・!
そこのスタッフとして働いていたこの4人が13の人。
渋谷や新宿まで買い付けに行ってネオアコとかアシッドジャズとか、
浅薄な知識でのりだけで紹介文を書いていた。懐かしい。
飲みあけのかつさんはカウンターにうつ伏せて寝てる中で、僕と大
ちゃんはオーナーに呼ばれて説教部屋。今思えば愛に満ちたお話
が説教なんて表現されてしまうあの頃。
「しんくんはもっとメディアに接して勉強しないと・・・」「はー・・・・・」
少年ナイフは聴くのにスティービーワンダーの曲名を尋ねられて
答えられない。いたいたしくもアンバランスな若干20歳の時間達。
そんな大切な時を共有したからか、めったに会ったりしない今にな
ってもお互いを認めあえる貴重な友人となった。
大ちゃんは手術を無事終えて、あの頃のトークに戻っているように
思えた。体からは点滴の管を従えているけど、すれ違った医師から
も「いい調子じゃない」なんて声をかけられた。
いつものように本と音楽の話を、川の目の前のベンチに座ってした。
さっきまで黄色だった太陽が赤みを帯びてきた。秋ってこんなにいい
季節だったっけ。深呼吸にはもってこいだ。
また来ようと思った。
