大ちゃんへの手紙
港にかかる大きな橋の向こうに 立体感のある雲が横たわっている
辺りの色はライトグレーに僅かなオレンジ そしてブルー ホワイト
左右に行き交う車の大きさが大小様々
かなり離れているせいか とてもスピードが遅く優雅だ
橋の下には黒い煙突のタンカー
上にこれまたゆったりと進む旅客機が右から左へ
三つの羽の風力発電機が その動きをほとんど止めるくらい穏やかな
優しい風が左から頬にあたる 波の音は静かなサラウンド
水際の泡もとても小さい 急に眩しい陽が差してきた
と思ったら雨 水面が陽を浴びて細かな波がキラキラと輝いた
見上げると太陽はすぐに雲間にかくれ 顔にあたる雨もやがてやんだ
辺りはライトグレーにもどり 水面のキラキラもすっかり消えた
もしかしたらこのキラキラしたものに出会えたのはとてもラッキーなこと
なのでは と思ってこれを書くことにした
ラベルの「水の戯れ」
大ちゃんはグレン=グールドが弾くバッハとかが好きだったか
静かな始まり キラキラと盛り上がって また静かに
そんなパーティーでみんなと会いたいね
ではでは

