こんにちは。
今回は、卵子を提供されるドナーの方の情報の取扱いについて、
お話しをしたいと思います。
ドナーの方の個人情報の保護は、
卵子提供を受ける国の法律によってさまざまなのです。
アメリカでは、ドナーの方の顔写真を見ながら決めることも可能です。
一方、台湾では個人情報保護の観点から、
アメリカとは異なり、ドナー本人の情報を公表することはできません。
そのため、卵子提供を受ける際には下記の3つのみ確認を行い、
ドナーの方の決定をすることになります。
・人種
・皮膚の色
・血液型
この情報に限られてはいますが、この3つの希望に合ったドナーの方の
卵子が提供されることとなります。
ドナー選択の際に、名前や住所などの情報を伝えることは一切できないため、
仮にドナーの方に会いたいということになっても、特定することはできないのです。
卵子提供を受ける方だけでなく、ドナーの方の情報も固く守っている。
これが台湾の卵子提供の特徴のひとつとも言えると思います。
こうして政府によって、ドナーの方の情報を適切に管理していることで、
不便にも感じる部分がある一方、
安全な仕組みを作っているということでもあるのです。
個人情報保護の仕組みがあるからこそ、
安心して卵子提供の治療を受けられることに繋がっています。
ただし、生まれてくる子どもにドナーの方の情報を伝えることは出来ないため、
卵子提供を受けるのかどうかは、将来のお子さんのこともよく考えて、
判断をいただきたいと思っています。
卵子提供を受けるかどうか判断をするにあたっても、
こうしたドナー側の仕組みを把握することは大事なことになってきます。
今回は卵子提供ドナーの個人情報の部分について、お話しをさせていただきました。
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