こんにちは、大新生殖中心 日本人スタッフの橋本です。
前回投稿の『当院生殖センターの様子』に引き続き、
今回はタイムラプスインキュベーターについてご紹介いたします。
インキュベーターとは
インキュベーターとは、お客様の胚盤胞を育てる培養器のことです。
インキュベーター内部は子宮の中と同じような環境に設定され、温度37.0℃、湿度は95%前後で一定に保たれています。
通常、採卵・受精を終えた胚はその発育状態を確認するために、一日に一回インキュベーターの外に取り出して観察する必要があります。胚培養にどうしても欠かせないこの観察作業ですが、胚にとってはインキュベーターの外に出すことで環境が変化し、ストレスとなってしまうことがあります
そこで開発されたのがこのタイムラプスインキュベーター
内部がいくつかの小さな部屋のように分けられており、培養しているお客様の胚を一定時間ごと(当センターでは10分ごと)にカメラで撮影し、分割の様子をモニターで動画のように観察できる、最新型の培養器です。
これにより胚を毎回インキュベーターの外に出すことなく観察することが可能となるため、胚への負担を大きく軽減することができます。
そしてこのタイムラプスインキュベーター自身が、世界最大の胚の資料庫を保有していることから、胚培養士はこの情報をいつでも活用し、より正確なグレードの算出やより妊娠率の高い胚の選出を行うことができます。
■タイムラプスインキュベーターの費用について
タイムラプスインキュベーターは別途費用が必要なものとなります。
追加費用として胚16個毎に+12,000台湾ドルとなります。
いかがだったでしょうか?
今回は最新鋭の技術が集約されたタイムラプスインキュベーターについてご紹介させていただきました。
ご希望の際にはドナーさんの採卵が始まるまでに、当院までお伝えください。
---
卵子提供・着床前診断の 大新生殖中心
お問い合わせや動画視聴の申請はこちらよりお願いします。