アマチュアの高校生の試合は2分3ラウンドである
わずか6分の戦いであるが、ハイテンポに手を出し続けるために、全力疾走で走るようななものである
成人のアマチュアの試合は3分3ランドになる
高校生よりもトータルで3分間長い
ラウンド数や試合時間の長短で、プロやアマのどちらが強いかは、はかれない
国内でプロの世界チャンピオンは100人以上輩出されているが、アマチュアのオリンピックでの金メダリストは二人しか出ていない
最近では、プロで世界5団体制覇(WBC.WBA暫定.IBF.WBO.IBO)した高山勝成が、プロからアマチュアに転向して、オリンピックを目指した
しかし、県大会は優勝したが、4つの県で争う地方のブロック大会では大学生に敗退して、本線である全日本選手権に出れなかった
プロで最長12ラウンド戦った高山でも、アマチュアの3ラウンドのハイテンポの試合にはついていけなかった
今をときめく最強の井上尚弥もアマチュア戦績、81戦 75勝 (48KO / RSC) 6敗と、アマでは6敗している
勘吉と大城の試合、1ラウンド
互角だが、経験で上回る大城が上手で綺麗なボクシングで優勢に試合を進めた
2ラウンド
中盤から、大城の動きが悪くなってきて、勘吉の手数に押し込まれる姿が目立ってきた
経験は大城の方が上だが、手数とスタミナで勘吉が優位になってきた
勘吉はジムでも、
「勘吉はサンドバックと一緒に寝てるくらいサンドバック好きだよな」
と笑われていた
テクニックはないが、ひたすら愚直にサンドバックを打ち続けるジムでの勘吉の姿を、練習生は感心して見ていた
その努力が実り、第3ラウンド
疲れた大城がロープを背にする場面が多くなり、勘吉のパンチがヒットし始めた
第1、第2ラウンドとテクニックで大城が勝っていたが第3ラウンドは勘吉が優勢になった
そして、大城のスタミナがなくなり、足元がフラついて、勘吉のパンチが当たったところで
「ストップ!」
レフリーが試合を止めた