【ジュネーブ時事】世界貿易機関(WTO)の上級委員会は30日、中国によるレアメタル(希少金属)を含む鉱物資源の輸出制限がWTOルールに違反すると米国、欧州連合(EU)、メキシコが訴えた通商紛争で、中国の違反を認定した報告書を公表した。一審に当たる紛争処理小委員会(パネル)の判断に続く敗訴となった。
WTOの通商紛争は輸入制限措置をめぐる争いが大半。WTOによると、輸出制限に関する紛争は過去に2例あるが、最終審に当たる上級委の判断が出たのは初めて。欧米が提訴を検討している、中国によるハイテク製品原材料のレアアース(希土類)の輸出規制問題にも影響しそうだ。