【カイロ=田尾茂樹】イエメンのサレハ大統領は22日、昨年6月の大統領府への砲撃で負った傷の治療のため米国に向かうと語った。
国営通信が報じた。22日中に出国したとの情報もある。
国営通信によると、サレハ大統領は与党や軍の幹部らを前に行った演説で、「治療後には与党『国民全体会議』の党首として首都サヌアに戻ってくる」と語った。
大統領は昨年11月、退陣要求デモが激化する中で湾岸協力会議の仲介案に署名し、ハディ副大統領に権限を移譲した。仲介案に基づき、国会は21日に大統領の訴追を免除する法案を可決したが、22日には反発する市民数千人がサヌアで抗議デモを行っていた。