【ワシントン古本陽荘】米大統領選(11月6日投開票)の共和党の候補者選びで、キリスト教右派を中心とした保守系団体の指導者ら約150人が14日、テキサス州で会合を開き、リック・サントラム前上院議員(53)を保守系の統一候補として支持する方針を決めた。乱立する保守系候補を一本化する動きが表面化したのは初めてで、21日のサウスカロライナ州予備選に与える影響が注目される。
キリスト教系保守団体の多くは、妊娠中絶や同性婚を容認した穏健派のミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(64)の支持を拒否している。
だが、保守系団体の支持はサントラム氏、ニュート・ギングリッチ元下院議長(68)、リック・ペリー・テキサス州知事(61)の3氏に分裂。このままではロムニー氏が指名を獲得する可能性が高いことから、一本化に向けた動きが急速に出てきた。
会合を主導した非営利団体「ファミリー・リサーチ・カウンセル」のトニー・パキンス代表は「サウスカロライナの結果に影響を与えるものと期待する」と強調した。
だが、サウスカロライナ州での複数の世論調査では、ロムニー氏とギングリッチ氏がトップを競っており、保守系候補がサントラム氏で一本化される見通しは立っていない。