政府は20日午前の閣議で、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に陸上自衛隊施設部隊を派遣するための実施計画を決定した。一川保夫防衛相が同日午後の防衛会議で派遣を命令する。
実施計画によると、派遣規模は施設部隊330人に加え、国連や現地政府機関との調整に当たる陸自部隊40人。施設部隊は首都ジュバ周辺の道路や橋梁(きょうりょう)の整備を担う。
来年1月に先遣隊が出発し、3月までに1次隊として計約210人が順次現地入りする。バングラデシュ軍の活動延長で同国軍の兵舎跡地を引き継げなくなったため、1次隊はジュバに新たな宿営地を設営し、ニーズが高い簡易な道路整備から着手する。本格的な活動を担う第2次隊約330人と6月ごろ交代する予定になっている。
部隊の輸送や補給路を確保するため、国連補給基地があるウガンダのエンテベやケニアの首都ナイロビに隊員を派遣することも実施計画に盛り込まれた。
派遣期間は平成24年10月31日までだが、政府は南スーダンの国づくりに積極的に関わるため、期間を順次延長して5年程度の活動を見込んでいる。