2023年度札幌丘珠空港利用分析(その2)2025~2030年度短期予測 | さっぽろ旅客自動車・航空機・鉄道 (丘珠空港中心?!)

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2024年5月08日

2023年度札幌丘珠空港利用分析(その1)

この続編です。

 

 

 

2023年度札幌丘珠空港利用分析(その2)

2025~2030年度短期予測

※2025年4月~2030年3月

 

想定環境

・アフターコロナによる反動需要増2024年度がピーク

・現用滑走路1,500mとエプロン拡張なし 滑走路延伸2030~2040年度内供用開始

・札幌丘珠空港ビル現状使用(内装リフォーム工事は若干想定)あるいはプレハブ造で暫定増床

   約30年前38万5千⼈/年想定設計の為既に夏の多客繁忙期は収容能力超過気味

・一般駐車場345台現状維持又は5~600台程度まで緊急措置的な拡張

 滑走路延伸FDA通年運航されると1,300~1,500台必要

・HAC8路線、TOK1路線を通年運航継続、FDA夏期ダイヤのみ3路線運航

・空港運用時間7時30分~20時30分

 地域合意があれば7時~21時先行延長
・3社合わせて1日44便程度・現在平日最大48便運航

 総運航便数を維持したまま特定曜日減便し新規路線開設もありうる

・北海道新幹線札幌延伸開業2030年度末開業不可能

・函館本線長万部函館間維持され在来線特急札幌函館間も運行継続

・鉄道関連の影響で札幌丘珠函館線は現状維持

・新型コロナ感染症やリーマンショック後の様な世界規模動向下振れに陥らない

・超少子高齢化社会で特に北海道の総人口が公的機関等が予測している水準で減少

 

   

2024年度予測47万人程度と見ていますが・・・

恐らくアフターコロナによる反動需要増加ピークは2024年度と考えられます。

・国や地方自治体による旅行支援制度や助成制度等終了

・様々な要因が重なった物価上昇による警戒感

というものが北海道視点であげられる一方その後下落こそしますが

2025~2030年度までは35~45万人/年度という10万人幅のレンジ

かつ中間ラインである40万人を挟んで増減しながら

2030年度まで推移すると考えられます。

 

 

最低限35万人確保出来る

2010年6月末ANAグループA-net札幌丘珠撤退新千歳集約化

JALから経営分離された新千歳拠点HACも札幌丘珠=函館・釧路線増便対応

という詳細はブログで何度も過去触れている為省略します。

 

2024年5月時点でHACとTOKが通年運航、FDAが3月末~10月中下旬夏ダイヤ運航

及び路線数を考えると過去道内線のみ運航されていた時代と事なり 

本州方面の路線数あり35万人を割り込む事はない下限値としました。

 

 

現用ターミナルビル及び付帯設備で

50万人に達すると札幌丘珠空港が機能不全を起こす恐れ

 

私の見立て予測は上限値45万人としていますが

航空会社3社のキャンペーンや就航地企業や自治体などとの

連携プロモーションを今後も継続する事で高い利用者を

獲得できる可能性が十分にあります。

特にJALグループはわかりやすい弾力性ある運賃や割引制度に改善した事や

JAL全路線対象期間限定タイムセールなどを定期的に打ちだし好評の為

その場合あっさり超え55万人位に達するかもしれません。

 

新型コロナ感染症の影響を受ける前の2016~2019年度と

2010年6月末A-net撤退新千歳集約化前年度より前の統計グラフか

示している様に毎年5月下旬~10月下旬までは多客繁忙期にあたり

4万人台/月が6か月程度続き、とくに夏の観光帰省シーズン

搭乗待合室へ入る前の保安検査場は30分以上順番待ち、

1階と2階のフロアに滞留する利用者はベンチやいまむかし

広場にある一人がけ椅子も埋まり

立って待っている方が多いという状況が毎年散見されます。

ここに5万人/月という利用者が来ると6~9月の4か月間は

利用者もパンク寸前、空港関係者も限界ギリギリ

同時間帯FDAとTOKが鉢合わせにならない運航ダイヤを組んだ

としても利用者は行きたい時間に空港を訪れる為「入場制限」を

ひょっとしたら夏場だけかける必要が出でくるかもしれません。

下手するとJALグループFDAは新千歳便もございますので

そちらもご利用下さいというのは避けたい所です。

 

航空3社が2024年度以降にどの様なシナリオを想定しているのかは

全くわかりませんが

アフターコロナによる需要増加はいずれ終了する

という前提で先を見ているの間違いなく

札幌丘珠空港は脂が乗った状態

航空会社・札幌市その他関係機関は

出来る事は全てチャレンジする勢い

札幌市×HAC×FDA×TOK

将来1800m延伸とFDA通年運航と新規路線の

予備段階として今から仕掛けを作って攻めたい

どんどん前面に出して行きたいはずです。

 

特に強調したい点としてアフターコロナによる需要増加は今ピーク値にあって

ピーク値を限りなく維持しようと考えてた場合現時点ではHACが

FDAとトキエアを誘ってTOKは就航遅延で見合わせたキャンペーンをFDAと実施した様に

「札幌丘珠乗り継ぎ優遇」ここを着手するだろうと想像しています。

想像であって予想に至りません(笑)

 

例えばFDAは自社運航便はJALコードシェア便がついており

HAC全てJAL便として運航されている為

JAL便として名古屋小牧→札幌丘珠→利尻等予約販売開始が可能です。

一方でHAC運航はFDA便としてコードシェアされていない為

FDAのウェプサイトで札幌丘珠→利尻等は予約購入不可能となっています。

そこで期間限定でHACにFDA便コードシェアをつけたり

HAC乗継時にキャッシュバックかクーポン券で利用者にバックされる制度を

取り入れるか、FDA×JALウェプサイトのみの特別割引乗継運賃を設定するとか

企画検討くらいはあるだろうと想像しています。

想像です(笑)

 

 

ちょっとごちゃごちゃ

ごちゃごちゃ

書きましたが

独断と偏見でww

 

2025~2030年度までは35~45万人/年度という10万人幅のレンジ内
中間ラインである40万人を前後しながら横ばいに近い状態で推移するだろう

という予測を立ててみました。

 

予測外れるかもしれませんが

2030年になってまだブログやっていたら

自分で確認し

外れたら

反省文を書きます!