- 前ページ
- 次ページ
去年はたくさんPerfumeを踊らせてもらった。
Perfumeを好きになってから人生が変わった。
Perfumeの良さが分かった自分はなんて幸せなんだろうと、今日くらい思ってもいいよね。
iPhoneからの投稿
ウチの会社にどうしようもない女がいる。
ブスが精一杯可愛く見せようとしているのは、微笑ましくて可愛げがある。
しかしウチの会社の女は、見た目も性格も激しく悪い。しかも頭も悪い(もちろん独身)。
話を聞いてると友達もいなさそうでとっても可哀想。
せめて愛機くらいあるといいのだが•••。
自覚がない分もっと可哀想。
iPhoneからの投稿
なぜかといえば、この曲には今までPerfumeが発売した曲のフリの一部が細かく入れられているからだ。確認できているだけでも、ポリリズム、GLITTER、GAME、VOICE、シークレットシークレットなどの他にもまだまだある。
レコード会社の移籍に伴いMIKIKO先生からの挑戦なのか。ただ彼女が天才だということだけははっきりと分かる。
豪華なステージ、派手なレーザーの演出、贅沢なまでに堪能できるMC。そこには紛れもなくプロとして、しかしスタンスの変わらないPerfumeがいた。客席を見渡すとそこには良い顔が並んでいた。彼女たちの魅力や素晴らしさに気付いて酔いしれている人たちの笑顔は本当に心の底から幸せそうに見えた。
ユニバーサルへの移籍、武道館での追加公演など明るい話題が続く中、今最も関心を集めているのはそう、間もなく発売される新曲『Spring of Life』ではないだろうか。
先日もPVの一部が公開になったばかりで、そこには復活した近未来型のコンセプトに今のPerfumeを乗せるという、新旧ファンへのオマージュとも取れるような世界感が展開されている。しかしこのPVを見た私はどこか正直多少の違和感を感じえなかった。それは何かというと、『のっち』と『二人』という構図になっているのである。
公開されてる範囲内での話ではあるにせよ、センターのポジション、サビからはカメラの抜きも彼女ばかりで、あまりに露骨にのっちにスポットを当てた作りになっている。少なくとも今までこのような作りは見られなかった。
これは、私のようにファンクラブに入会しているような立場の者からすると見過ごすことのできない点だ。メンバーのうち誰か一人のみが注目されるような演出は少なくともPerfumeには必要がなく、『らしさ』が損なわれてしまう。もちろんポリリズムのように曲によっては誰か一人がほぼセンターというものもあるが、これはテレビやライブで披露する場合の話であり、PVに誰か一人をクローズアップするという意図は反映されない。
しかしながら私の危惧は単なる思い過ごしだという可能性は十分にある。そもそも移籍に伴ってセンター固定の演出や編集という予定ならPerfumeは今回の話を受けなかったはずだからだ。誰か一人だけが多く目立つような売り出し方は絶対に納得しないだろうし、チームPerfumeのプロたちのこだわりにも反する。そこがPerfumeの魅力の一つでもある。
願わくばフルバージョンのPVが公開され、曲の二番以降にあ~ちゃん、かしゆかが同じような編集をされているのを願うのみだ。今はレコード会社を信じながら新曲の発売を待つしかできないのが少し歯がゆい。
iPhoneからの投稿
以前このブログでPerfumeのダンスの特徴であるタイミングのズレと彼女のポジションについて触れた。これまでかしゆかは、比較的『楽』なパートを担当することが多かったと。そしてそれは彼女のダンススキルが他の二人に比べてやや劣るからだとも。
そんな私の思惑を今回彼女は見事に裏切ってみせた。そのダンスが『スパイス』である。初めてこのダンスを見たとき、彼女は最も困難な2番目(カノンの2番目)に動くパートをかなり多く担当しているからだ。
普段ならここは、のっちが担当するであろうパートだ。歌詞にも音にも合っていないタイミングで動くこのパートは、テンポを自分の頭の中で独自かつ正確にカウントできる高度なリズム感が要求される。それと同時にフォーメーションも今回はかなり複雑に構成されており、乱すことのできないという点においても、極めて重要なパートだ。
フリが走り気味になるクセを持つかしゆかには、相当に練習を要したのではないだろうか。努力家で負けず嫌いな彼女らしさと、彼女の本気がうかがえる。レーザービームで、1番のみならず2番も彼女がセンターなのはMIKIKO先生が彼女の本気を考慮したかは不明だが、彼女が東京ドーム公演以降変わったのは確かなようだ。
来年もかしゆかの攻める姿勢に期待したい。
PerfumeをPerfumeたらしめる特徴といえば、たいていの人は音楽性・個性的なダンスとももにエフェクトされた「声」を挙げる人も多いのではないだろうか。 今回は、声の個性が他の2人よりも突出しているのが「かしゆか」について触れてみたい。
一度聴いたら耳に残る彼女の声質。声と言っても、「歌声」と「話す声」に大別できるが、まず彼女の歌声はとても繊細でいわば「か細い」。しなやかで伸びのあるあ~ちゃんや、まっすぐに飛んでつきささるが、芯の太いのっちとは対照的だ。パートによって「かしゆか」と「あ~ちゃん・のっち」に分かれる時、かしゆかの声はとても聞こえづらい。二人の声が華やかさを持つのに対し、かしゆかはオーケストラでいうところのヴィオラのようなイメージ。旋律を邪魔せず和音を奏でる、ふんわりとした音である。脇を固めるという雰囲気だろうか。
彼女の話し声もまた独特だ。まずなにより、彼女の地声はどれなのかが分かりにくい。ファンには人気の高いPV「シークレット・シークレット」のメイキングの中で、2番の振り(コンピューターシティの振り)をモニターで確認している時に話す彼女の声が、おそらく最も地声に近いものと推測される。そこでの声は他の2人よりもかなり低く、いわゆる「ドス」のきいた響きだ。それをTVなど露出をする際は、かなりキーを上げ「舌足らず」気味に話すのは彼女の技術でこだわりだ。つまり彼女のもともとのキーは低い。
歌をやっている人なら「気をつけるポイント」としてよく言われることだが、キーが低い人が高い声を出そうとするとき、少なからずつい喉を絞めてしまう。喉を絞めた声とは分かりやすい例だと「globeのkeiko」を思いだすといいだろう。喉を絞めた分音質は「キンキン」して鼻に抜けるような、固い音に聞こえる。おそらくかしゆかは高音を出すときは、他の2人より喉に負担をかけているのだと思われる。高速ステップでおなじみの「ねぇ」の、アウトロ部分。かしゆか「ねぇ」→あ~ちゃん「ねぇ」→かしゆか「ねぇ」→のっち「ねぇ」の順番で歌っている箇所。ここでのかしゆかの声はとても固く突き抜けるような印象だ。あえてこの部分にかしゆかを持ってくるあたりが、ヤスタカらしさというところか。
ここらで結論だが、かしゆかの声は本来いわゆる「カワイイ」声ではない。徹底的につくられた声。つまり声まで「Perfumeのかしゆか」を演じ続けているのだ。そのときの気分、力の入れ具合で、いろんな音色の声を使い分けることができる彼女。そんな彼女からますます目が離せないのは私だけだろうか。
今回は、おそらくPerfume初心者ならまず通るであろう「のっち」という存在について考えてみようと思う。「のっち」こと「大本彩乃」さんはつい先日誕生日を迎え、このたびめでたく23歳になった。世間ではすっかり大人扱いされてしまう年齢だが、そんな彼女の23歳の抱負は「人に迷惑をかけない」というもの。この発言、いかにも彼女らしいと思ってしまうのは自分だけだろうか。
そもそも彼女は広島アクターズスクール時代、他の二人より上のクラスに在籍していて昔から頭一つ飛び出た生徒だった。その素質は今でも変わらず、ダンスや歌などソロでやっていけるだけの実力と人を惹きつけるレベルのルックスを持ち合わせた、まさに芸能界向きの人材であるといえる。しかし、彼女をただの優等生だと思っていたら大火傷を負ってしまう。というのも優等生という顔は我々に見せるほんの一面にすぎないからだ。
昔からのファンはすでにご存じだろうが、実は彼女は歌やダンス以外はおそらく人並み以下の興味しか持ち合わせていない。他の二人と同じ仕事量であるにも関わらず大学を卒業出来なかったのは彼女のみ。某番組によると交通費など事務所への経費の清算も彼女だけがいつもギリギリだとか。思うに彼女は自分が興味があることだけしか集中出来ず、それ以外は億劫でしかない。興味がある分野については天才的な実力を発揮し人並み外れた結果を出せるが、興味のないことをするのは彼女にとってただの苦痛でしかないのだ。さらに興味のないことがどうなろうと、結果でさえもどうでもいいと思っている節がある。そんな彼女の全体像を考えるとき、それはかなりのイビツさを持って現れるはずだ。得手・不得手の振り幅が極端過ぎると。
しかし、さすがに23歳という年齢を迎えたた彼女。自分のそういった甘えが周囲にどれだけ迷惑をかけて来たかをようやく悟ったのか、「人に迷惑をかけない」という世の中では当たり前であるルールをいまさらながら発言するあたりが、やっぱりどこかズレている彼女らしさを象徴しているようで微笑ましい。
そしてさらに、芸能人らしからぬ「人見知り」で「自分を良く見せるのが苦手」というところも彼女の魅力であることも付け加えておきたい。良く見せなくとも「ありのまま」を見せるだけで人を惹きつけることが出来るのが彼女の最大の武器であり、我々の知る彼女を「のっちらしい」と言える要因の一つだと言えよう。彼女の大好きな長・あ~ちゃんの指揮のもと、同僚・かしゆかとともにますます成長し、として突き進んでいく後ろ姿をこれからも見守りたいと思う。
去年の東京ドームで初披露され、例の高速ステップが話題になった「ねぇ」。曲は爽やかながらも実際に踊ってみるとサビなどは特に激しいフリがついていることを実感できる。この曲のPVやドームのDVDなどで高速ステップを見ると、かしゆかだけが二人のレベルより少し劣っているのが分かる。PVでののっちの足さばき(足首が固定されているブーツというのもあるだろうが)はさすがとしかいいようがない。しかしかしゆかの凄さは、回を重ねるごとに二人に追い付く、または追い越してしまうところにあるように思う。そしてなにより彼女はフリを自分流に飲みこんで昇華させてみせるところが二人より優れているのではないだろうか。実際、ドーム後の「ねぇ」では、二人よりカッコ良く鮮やかにステップを踏んで見せるかしゆかがいる。足の角度や高さ、幅などはもはや芸術的であり二人の追随を許さない。彼女はあ~ちゃん、のっちに追い付くための努力のプロという点では天才なのであって、その努力を必ず結果として我々に披露する点がかしゆかの最大の魅力なのかもしれない。
…やっぱりかしゆかパート踊りたい。
Perfumeのダンスにはよく「3人のフリが時間差でずれる」という表現が見られる。分かりやすい例を挙げると「DreamFighter」の冒頭部、「打ち」「のめ」「され」で3人がワンテンポづつずれてフリをする、あの部分だ。
先日PTA(Perfumeのファンクラブ)で、現在開催中のダンスコンテスト応募動画を見たあ~ちゃんが「カノン」と言っていたので、おそらく「時間差」のことを指しているのではないかと思い早速インターネットで調べたところ、確かにその通りでどうもダンス用語らしい。
さて今回はこのカノンについてだが、ポジション固定の場合とメンバー固定の場合に分けられる。まずポジション固定のカノンの場合、基本的にはセンター→上手→下手のパターンが多い。上で挙げた「DreamFighter」の該当部分がまさにそれだ。そのほか「チョコレイト・ディスコ」の決めポーズの部分、「チョコ」「レイ」「ト」のところで右手を上げるフリもポジション固定さらに順番も上と同じだ。ポジション固定の場合、メンバーが激しくポジションを移動するのが特徴であるPerfumeは、それぞれ自分が今どのポジションにいるのかを把握して一人づつ順番にフリを決めなくてはならず、またフル尺とTV尺とで変則的にポジションを変更した場合など、常に頭で考えながら正確に踊らなくてはならないため、彼女達は常に冷静さを保ちながら踊ることを要求されていると言える。
次にメンバー固定については、ポジション固定ではない場合に使用される場合が多く、さらに曲のテンポが速い場合に多用されているように思える。基本的なパターンとしては「あ~ちゃん」「のっち」「かしゆか」、または「かしゆか」「のっち」「あ~ちゃん」の順。もちろんこれ当てはまらない曲はいくつもあるが、「セラミックガール」のカノンで前を振り向く部分や「ねぇ」のターンのタイミングなどにはまさにこれ当てはまる。推測の域をでないが、もっともタイミングを取りづらい部分をのっちが担当している曲が多いような気がしてならない。逆にタイミングを合わせやすい部分をかしゆかが担当することが多いのだ。もしこの推測が正解に近いのであれば、のっちのダンススキルの高さにそれを支えているのではないだろうか。彼女は最もタイミングに正確であり、テンポにピッタリと合ったダンスを常に見せる。つまり最も正確にカウントを取れるのがのっちなのだ。メンバー固定の場合はそれぞれのメンバーがどのポジションに移動しても決まった順番で動く訳だが、どのタイミングかで難易度が異なる。わずかではあるが、カノンの瞬間は負担する難易度に差が出る。それを彼女達は何食わぬ顔でこなすのだ。
とここまで持論を述べてきた訳だが、Perfumeのダンスの魅力の一つである「カノン」。おそらくこれを最も多用する曲の一つである「love the world」など見ていて全く飽きない。まさのカノン天国の曲。これからもMIKIKO先生が彼女達に繰り出すカノンの魅力に酔いしれてみたい。