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バイカルアザラシのnicoチャンネル

 サイコロジストの日常と非日常を季節の移ろいを交えて描いています。バイカルアザラシのnicoちゃんの独り言です。聞き流してください。

 紀伊半島中部の天気傾向はこんな感じです。ウエザーステーションのグラフが気になる今日この頃。

 

 一週間晴れの日が続いています。夜明け前は放射冷却で涼しくなるのですが、お日様が昇るとぐんぐん気温が上がって35℃付近まで上昇します。日が陰ると涼しくなると言うワンパターンの気温変化が続いています。

 

 湿気は温度とは反対に夜はぐんぐん上昇して湿っぽくなります。夜が明けると伊勢三山の白猪山の峰々には靄が掛かっています。お日様が昇ると靄はいつの間にか消えて青空が見えます。真昼はよく乾いた空気で温度が高い割には蒸し暑くはありません。

 

 気圧はどんどん下がっています。雨が降ってもいいくらいの気圧なのですが、なぜか雨は降りません。西方海上と南方海上のダブル台風の影響なのでしょうか。二つの台風にはさまれて、紀伊半島は高気圧の張り出しと同じような効果になっています。

 

 風は昼はしっかり吹きます。夜は静穏です。海からも遠いので海風の影響は受けません。昼は山風が吹いています。意外に吹いていることが分かります。風向はまちまち。気まぐれです。

 

 ご覧のように一週間、雨が降りません。いつまで降らないのでしょうか。台風任せなのですが、台風が近づくのも困るので・・・。一週間前に時間雨量45mmを記録したので、谷川の水は豊富。それでもこのまま晴れの日が続くと谷川の水も少なくなってくるでしょう。今、水田は稲穂が出ているので大量の水が必要です。あと一ヶ月で稲刈りなのですが、もう二週間だけ水があれば豊作のはず。台風で強風が吹けば、稲が倒れてこれまた困ります。台風は来ないで、夕立で一時間だけ大雨になれば、これがベスト。稲刈りが始まったら晴天が続けば、一気に取り入れが完了。こうなるといいのですが。

 

 当分は天気図とウエザーステーションの数値が気になる一ヶ月です。人間の思惑通りに行くといいのですが。

 

 棚田の近くには稲荷神社があります。この画像は田植が終わった時の物ですが、今は稲穂が出ています。台風は来ないで。夕立で雨だけ降って。これが今のお願いです。

 

 

 今年のAmazonプライムディーに、ウエザーステーションをポチりました。風速や雨量や温度・湿度等、気象データを測定するグッズです。

 

 本体は画像の通りですが、少し改造を加えました。一つは足場ボルトに直付けしました。

M6の100mmボルトナット四本でワシャーをかましています。これで強度は格段に上がります。もう一つは雨量計の皿に防鳥スパイクを銅線で半田付けをして自作しました。これで鳥からのいたずらを防ぐことができます。

 

 送信機からは無線でコンソールにこのようなデータが送られます。一度パソコンで設定をすると、パソコンを介さずに定期的にデータをアップロードしてくれます。表示できるのは下記の通りです。

 

 時間 月日 時刻 曜日

 屋外 温度 湿度 露点温度

 屋内 温度 湿度

 風  風向 風速 平均風速

 雨量 一時間雨量

 月齢

 気圧

 

 

 気象データはweather cloudとweather undergroundにアップロードできます。undergroundは登録は無料ですが、後で課金されるので使っていません。weather cloud basicは無料でこのようなグラフを描くことができます。ただ、データのダウンロードができないなど機能に制限があります。気温・湿度・風速などの最高・最低を表示できます。

 

 

 このグラフですと一日の温度・湿度・風速・風向・雨量を描くことができます。自分の場合は、水田の水管理のために購入したのでこれで充分です。weather cloudはIDを取得すれば全国の私設の気象データをリアルタイムで見ることができます。また、外出先からも自分のデータを見ることができ、水田の水管理には便利です。

 

 気象庁のアメダスは21kmごと840箇所に温度・湿度・風速・風向・雨量を10分おきにデータを取っています。ウエザーステーションで45mmの雨量を記録したとき、2km離れたアメダスではその日の最大雨量が34mmで、これでは局地的な豪雨は見逃されてしまいます。

 

 特に中山間地では土砂災害警戒地域や鉄砲水が起こる地域があり、局地的豪雨は命を脅かすことがあります。私設の気象データなので誤差はあるにしても私たちの迅速で的確な避難や備えには、ウエザーステーションが教えてくれることは多々あると思いました。

 

 紀伊半島は伊勢湾台風で五千人の方々が亡くなりました。櫛田川も増水し、濁流にのまれたエピソードは生々しい話が残っています。地球温暖化で異状気象や異常高温などウエザーステーションが送ってくれるデータは私たちの命を守るうえで大切な情報の一つとなりつつあります。

 

 今から台風シーズンに入ります。そのときどんなデータを送ってくれるのか、楽しみです。むしろ活躍の場がなければそれが一番いいのですが。

 7月19日、宮川河川敷で神宮奉納花火大会が行われました。9,600発の花火により夜空を彩り、夏の風物詩です。昭和28年の第59回神宮式年遷宮から奉納されたのが始まりで、秋田県大曲と茨城県土浦と合わせて「日本三大花火大会」です。 

 

   

 当日は猛暑でしたが、河川敷に出ると風が吹いて夕方には涼しくなってきました。夜になると湿気が多くなり風も凪いできたので、花火で出る煙が立ちこめて何度か中断しましたが、花火日和としてはいい方だったと思います。

 

 県内だけでなく関西からの見物客が多かったようです。観光バスも数十台来ていました。

 

 規模的に言うと熊野花火大会の方が豪華です。熊野花火大会はもともと地元の人が合同の追善供養として打ち上げたことに始まります。今でも海岸には灯篭が並べられ、花火の特等席は亡くなった方々の霊です。フィナーレの花火は最後には海岸近くの山の木に燃え移ります。消防団が消火活動をするのは恒例の行事です。中でも船が全速力で花火を海上に浮かべ点火する海上爆発は熊野花火大会の見所です。豪華客船が何隻も連ね、熊野灘の地形を生かした大会は一度は見たいものです。今年は8月17日に行われます。

 

 熊野花火大会のもう一つの特色は、個人でもスポンサーになり打ち上げることができます。理髪組合の花火はハサミの形をしています。ニコニコマークがあったり、アニメのキャラも打ち上がります。極めつけはプロポーズのために二人のために打ち上げるというのも。まったくプライベートなうちあげ・・・! その結果はどうなったのでしょう? 成功する確率は格段に上がるかも。

 

 

  スターマインなのでBGMが入っています。これをそのままアップすると閲覧禁止になるため、音はミュートしてあります。私たちは著作権を侵害する意図は全くありません。ただ、花火師さん達の素晴らしい作品を一人でも多くの方に伝えたいだけです。花火は音を伴わないとその迫力が伝わりません。せめて画像だけでもその一部が伝われば幸いです。