9月5日から10月5日までの天気がどのように変化したのでしょうか? ウェザーステーションで観測したデータから考えてみたいと思います。
9月初旬から今日までの気温を比較すると徐々にですが下がりつつあることが分かります。35℃もあった猛暑日は少なくなり、25度以上の夏日が続いています。といっても今は10月、夏日を未だに観測するとは驚きです。
9月5日に最低気圧が1003hPsになりましたが、これは台風の中心が松阪市を通り抜けていったためです。
台風が中心を通り抜けていったのですが、さしたる風は吹きませんでした。恵みの雨とブログに書いたら、静岡県と神奈川県で竜巻が起こり、大変な惨事となりました。恵みの雨の表現をニュースを見て、削除しました。9月5日は雨量が140mmも降りました。乾いた田畑は一気に蘇りました。
それにしても気になるのが台風22号の進路です。台風は無風状態では地球が自転しているので真西に進みます。西に進むと次第に偏西風の影響を受け、進路を北にとります。北上すると共に偏西風は強くなるので北から北東、東に進路を変更します。これに秋によく見られる大陸生まれの移動性高気圧の影響で本土に上陸するか、南海上を通り抜けていくかが決まります。
予報円は大きいので今のところ、何とも言えません。上手くいけば南海上を通り抜けて行ってくれればと願うばかり。日本近海の海水温が高いので風速50m以上の強い勢力になることは可能性としては高いと思います。北東方向に強い雨雲を持っているので、たとえ南海上を通り抜けたとしても大雨の備えは必要でしょう。今週末には何らかの備えが必要になるかも。
昨日の鳥羽市は土用波が激しく打ち寄せていました。これからはどんどん土用波が押し寄せ、海は危険になるでしょう。ウエザーステーションを設置して三ヶ月になりますが、これが台風22号で活躍しないことを願います。
私たちは紀伊半島で一喜一憂しているのですが、南海上で航海している漁船や海上自衛隊、海上保安庁など船舶の方々は、お大変かと推察します。20mの高波が来たり、三角波がやってくるとジェットコースターに乗っているような生活が三日間も続くとか。御安航をお祈りしています。