日本一の清流だと言われている多気郡大台町を流れる宮川、下流には伊勢神宮があります。源流は深田久弥が書いた日本百名山の大台ヶ原から流れています。
今日は松阪市から大台町へ相津峠を越えてここに来ました。峠には桜並木があります。そこには自生の山桜の並木があります。その桜並木を越えて奥伊勢湖に来ました。三瀬谷ダムがせき止めた人工の湖です。
ドローンは宮川中流域の左岸から飛び立ちました。向こう岸には湖面すれすれに桜が咲いています。もともと岸辺の上に咲いてたのでしょう。中には湖面から幹が出ているのもあり、ダムに沈んだ桜だったことがうかがえます。
今日は風も凪いで穏やかです。湖面すれすれに飛んでいくと向こう岸に小さな集落が見えてきました。なんと閑静な街なのでしょう。こんなところに住んでいたらストレスも無く心安らかに日々を送れることでしょう。
紀伊半島の中央部は大峰山や大台ヶ原があり、夏は太平洋から湿った空気が大雨を降らします。冬は北からの湿った空気が雪を降らせます。年中雨と雪、大台ヶ原では月に40日雨が降ると言います。そこから流れる川の水質は綺麗なのは必然的なことなのかも知れません。
今年の冬は寒くて長かったのか、それとも4月になっても底冷えのする日々が続くのでなぜか桜の花もちはいいようです。人々は桜の下でのんびりくつろぎ、カメラを構える人もいます。山肌を桜で覆う吉野山のような桜もいいのですが、湖面に凜と咲いている桜も風情があると思いました。
画像をクリックすると動画になります。宮川湖畔の桜、今が満開。