どうやら夜が明けたようです。棚田には水が引かれ、代かきが終わって田植えの季節となりました。
朝靄が棚田を覆い、太陽が昇るとともに青空が見えてきました。もやに包まれていたお日様はぼやけたりくっきりと日輪の輪郭を表したりで、時々刻々と風景を変えていきます。今は太陽活動が活発でズームレンズを入れると黒点も見えます。
無風になりました。風が棚田の水面に足跡を残して去って行くと、凪になります。そして、一気に棚田の水面は鏡となり、稲荷山公園をシンメトリーに変えました。アマガエルも出てきました。カエルが逆さに映った青空の上を泳いでは波紋を残していきます。いったい何という光景なのでしょう。
稲荷さん公園の桜は葉桜となり、新緑に変わりました。一月から蝋梅で始まり、梅が花をつけ、やがて桜の季節となりました。そして、バラ科の植物は本家の薔薇の花へと移り変わります。昨日からの雨にたたられて密かに一輪の薔薇が咲きました。もういっぱいつぼみをつけています。いよいよ爛漫の季節が来ました。