松阪市に春谷寺という山寺があります。ここにある樹齢400年の蝦夷ヒカンザクラの巨木、枝周りが10m、幹周りが4mあります。一時は瀕死の状態でしたが、樹木医の厚い手当で見事によみがえりました。
下から見上げると空を覆っています。
今日は風が強くて白い雲が足早に東の方に去って行きます。太い幹まで春風に揺れて忙しそうです。
本堂には釈迦如来が安置され、ガラス窓に桜の花を映し出しました。夜はライトアップもされるようです。
境内にはお地蔵様がまつられています。新しく植えられたヒカンザクラの子孫です。
まだまだ若いので花も小ぶりです。
接写してもやはり花は小さいです。それでも花びらの色は老木が白いに対してかなり赤が強く出ています。
本堂の裏にはミツマタが植えてあります。隣のシキビとそろって花をつけました。その向こうにはやはりヒカンザクラが。
山全体がヒカンザクラに覆われています。松阪市笠松町の川津桜から始まって、飯南町の春谷寺のヒカンザクラ、そして、城のある街松阪市殿町の松阪城公園の桜へと、桜のリレーは続きます。お城のソメヨシノももう少しで開花でしょう。