松阪市の春は笠松町の河津桜とともに始まります | バイカルアザラシのnicoチャンネル

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 サイコロジストの日常と非日常を季節の移ろいを交えて描いています。バイカルアザラシのnicoちゃんの独り言です。聞き流してください。

 松阪市笠松町にある河津桜の並木道、今年も満開の時期を迎えました。紀伊半島の中部にある松阪市の春はここから始まります。

 

 桜並木の小径を歩いて行くと春の日差しです。それでも鈴鹿山脈からの空っ風が吹き寄せています。容赦なく吹き付ける寒風は、春の出で立ちで見物に来た人の体温を奪っていきます。

 

 河津桜の薄紅の並木の下には、黄色い菜の花の群落が広がっています。ミツバチが盛んに蜜を集めている姿はもう春です。青い空ももう春めいています。

 

 青い空と黄色い菜の花だけではやはり寂しい。そこに河津桜の薄紅色が入るとなんと春なのでしょう。菜の花の香りが青いのはなぜか不思議。

 

 こんな多彩な赤を見たことがありません。深紅の赤から薄紅色まで様々な濃淡の赤がここに集合しています。

 

 野原を見るとイヌフグリの群落、その中をテントウムシが餌を探して飛び回っています。冬眠から覚めたばかり。忙しそうです。

 

 冬をしのいできた小鳥にとっては桜の蜜はご馳走なのでしょう。蜜だけならいいのですが、お腹が空いているのが花まで食べてしまいます。

 

 一艘の小舟が係留されています。何となく観光協会のわざとらしい仕掛けですが、それでもよく似合う風景。波が凪いだら鏡のように河津桜が写るのですが、鈴鹿おろしがそれを許しません。

 

 一ヶ月前までは冬枯れの野原で鈴鹿おろしが伊勢湾に吹きっぱなしの枯れ野は桜の花びらと菜の花で覆われました。鈴鹿山脈の名峰セブンマウンテンの嶺嶺には雪はもうありません。それでも風は吹き寄せてはまた吹き寄せて留まるところがありません。

 

 もう体は冷えに冷えておうどん屋に入りました。松阪市のうどんといえば、何と言っても國見です。国道からはお店が見えない秘密の所にあります。それでも開店の5時になると駐車場には車がやって来ます。自家製麺で讃岐うどんとしては最高峰。汁も体に悪い物は何一つ入ってない感じの昔からのだし汁。カレーうどんは750円のなのですが、50円追加するととり天が5つも出できます。このおうどん、一度食べるとまた食べに行きたくなるので困ります。

 

 

 今回の松阪市笠松町の河津桜を3分ほどにまとめてみました。画像をクリックすると動画になります。

 

 

 河津桜の空撮です。画像は二年前の物です。