アジサイが残っています。花も薄紅色にくっきりと。初夏の花なのに。
マリンゴールドは小春日和の日差しに輝くように咲いています。それでも木枯らしに痛めつけられて傷だらけです。
元丈の里に来ました。ここは薬草園です。野呂元丈は江戸時代初期の本草学者で将軍の侍医となりました。吉宗の命で青木昆陽らとともに全国の薬草の調査研究を行い、薬学の先駆者となりました。これは芭蕉の木、利尿に効くようです。正確には木と言うよりも草なのかも。
近くにVISON多気という巨大なマルシェと宿泊施設がありますが、ここの日帰り湯は「本草湯」といって月替わりに薬草風呂に入ることができます。スタッフはみんな江戸時代の本草学者のユニフォームを着ています。さすが野呂元丈の故郷です。
確か、山頂駐車場に新しく車中泊ができるスペースができたとか。スマートインターから伊勢道にも直通なので休憩やマルシェでの買い物もできます。ひとつの山の中腹にあるので初めて行く人は度肝を抜かれる規模です。
綺麗に咲いているのはセージの花です。これも薬草ですが、何に効くかは分かりません? 殺菌作用はあるのかも。
よく見ればレモンが鈴なりになっています。ビタミンCがいっぱいありそうです。江戸時代にレモンってあったのでしょうか?
銀杏の木、実は喉に効くようです。痰を除き呼吸器系疾患に効くのかも。
カラタチの実が一個だけ残っています。枝は鋭いとげで囲まれています。効能には健胃と書いてありますが、柑橘系の果実はだいたいこれに効くようです。
楓が青や黄色や真っ赤に染まっています。紅葉はここだけ。今年は紅く染まる前に葉っぱが落ちてしまいました。秋晴れの小春日和はいいものです。体の力を抜いてもポッカポカでいい気持ち。