三重県松阪市笠松町の河津桜が今年も咲きました。運河沿いに350本の桜が咲いています。今は満開に近いです。
河津桜と言えば、やはり下には菜の花があってほしいものです。黄色と薄紅のシルエットが春らしさを醸し出しています。
いっぱい渡り鳥が桜の蜜を求めてきています。数十羽はいます。でも、カメラを構えるとなかなか撮らせてくれません。いったいどこから飛んできたのでしょう。
さくらの下に広がる野原にはホトケノザの群落があります。もう春爛漫と言いたいのですが、昨日から寒冷前線が紀伊半島を通過して、今日は低気圧がオホーツク海に向かっています。大陸からの湿った空気が鉛色の空を冬に変えてしまいました。
ツクシがヨモギの横に顔を覗かせました。先週までの春爛漫の季節は一休み。そして、鈴鹿おろしが伊勢湾に吹き渡って、容赦なく冷たい木枯らしが頬をなでていきます。
季節はどう見ても春。なのにこの寒さはいつまで続くのでしょう。オホーツク海に出た低気圧が思う存分発達したら、今度は大陸生まれの高気圧が日本列島に張り出して、また、春になるでしょう。
冬と春のせめぎ合いは、来週には春が勝利をして、次はソメヨシノが咲き始めるでしょう。春の神ペルセフオーネの足跡はここかしこについていて、やがて女神の足跡は野原全面を覆います。春よ来い!
帰りにイチゴ農家が経営するシャロンといううスイーツカフェに寄りました。選んだのはイチゴオムレット。隣に水耕栽培のハウスがあり、朝摘みのイチゴが満載。コーヒーはセルフサービスです。冷えた体はここで温まりました。