晩秋の志摩半島は何を食べても美味しい旅ができます | バイカルアザラシのnicoチャンネル

バイカルアザラシのnicoチャンネル

 サイコロジストの日常と非日常を季節の移ろいを交えて描いています。バイカルアザラシのnicoちゃんの独り言です。聞き流してください。

 志摩半島の東端にあるアクアフォレストに泊まりました。五階から見える景色は西方が見渡せます。山の端に夕陽が沈むところでした。なんと島々が多いことでしょう。海と島と森しかありません。

 
 戸茂山温泉は少し茶色をしていてぬるっとした泉質です。対岸には伊勢志摩サミットが行われた志摩観光ホテルクラッシックが見えます。夕食はビュッフェ方式。新型コロナウイルス対策のためバイキングではありません。とりあえず志摩半島の海鮮を選びました。
 
 その次は、伊勢鯛のお刺身を取りました。伊勢うどんは自分で茹でるという本格的な物。牛すじカレーは美味しかったです。
 
 デザートのつもりですが、フルーツもケーキも盛りすぎました。アイスクリームは盛り放題です。室内温水プールで泳げばカロリーも帳消しになるかと思えば、プールは年末までは休業のようです。
 
 夜は天文台で口径50cmの望遠鏡で月や土星を見ました。修学旅行生もいてにぎやかでした。二人朝夕食付で2万円ですが、三重県民は12000円のクーポンで実質8000円で泊まれます。しかも地域応援クーポンが4000円いただけるので、結構お値打ちな旅になりました。
 
 二日目の朝、御座に行きました。泣き砂のような細かい砂浜です。よく乾いていたら歩けば音がするかも知れません。
 
 空撮をしてみました。風も凪いでいて静かな海が撮れました。砂浜から見る島は様相が全く異なっています。砂浜から見る島は木々がこんもりと茂っているのですが、海側は荒磯になっていて岸壁が崩れています。何回も大津波がやってきた傷跡なのでしょう。秋の空は薄青で、秋の海は群青です。
 
 岩は玄武岩質のものです。だれかが珊瑚や貝の殻を置いていったのでしょうか。二枚貝や巻き貝が波に洗われてまっ白。
 
 岩場に一羽のイソヒヨドリがいます。最近は山の中でもヒヨドリがやって来ます。鳴き声を真似るといつまでも近くにいました。イソヒヨドリは寂しくないのでしょうか。いつまでも美しい声を聞かせてくれました。こんな固い岩場に黄色いお花畑ができています。いったいどこから養分を取っているのでしょう。
 
 昼食はいつもの黒潮ダイニング。もうどんぶりにあふれるばかり海鮮がてんこ盛りです。エビは飛び跳ねています。身はぷりぷりで透明です。隣のお嬢さんのエビが飛び跳ねて床に・・・。とっさに拾い上げて皮をむくなりお口の中に・・・。なんとたくましい方なのでしょう。
 
 帰路は伊勢神宮の外宮に来ました。駐車場には山梨から所沢、なにわ、豊橋など全国から参拝者がやってきます。式服を着て威儀を正した御夫婦も少なくありません。広い神域には玉砂利を踏む音だけが聞こえています。言葉少なく秋の静けさが浸みました。
 
 参拝の後はそれはやはり赤福餅。今日はお餅は止めて、赤福ぜんざいにしました。焼きたてのお餅が小豆のぜんざいに入っています。分厚い塩昆布が甘さをより引き立てます。ほうじ茶の香ばしい香りと苦みが甘さによくマッチしています。夏は赤福氷が火照った体を冷まし、冬にかけてはぜんざいが体を温めてくれます。
 
 結局、食べてばかりの二日間でした。途中、牡蠣小屋があり生牡蠣や焼きガキが120円で楽しめるようです。でも、それは横目に帰ってきました。美しい景色をカメラに収めよう。夜は時間が許す限り本を読もう。なんて目的はどこかに消えていました。
 

 

 御座白浜海岸を空撮してみました。画像をクリックするとYouTubeにつながります。