金星
夜明け前にひときわ明るく輝いています。明けの明星といわれ、大気の流れでミツバチが飛んでいるようにも見えます。
火星
10月に大接近して今は遠ざかっています。といってもまだまだ明るく大きく見えます。夜通し見ることができます。極冠にある白い点は氷か二酸化炭素が凍りついた物です。
木星
日没後東の空に二つの星が輝き始めます。右にいるのが木星です。かすかに横縞が見えます。地球から離れているのに明るいのは、この星がいかに大きいかを表しています。倍率を低くするとガリレオが発見した四つの衛星も見ることができます。
土星
日没後に昇ってくる明るい二つの星で左側にあるのが土星です。環はカッシーニの環で氷でできておりわずが500mの厚さしかありません。
寒くなってきたので温かい部屋から撮影しています。南の空を見上げれば水星を含めて五つの惑星を見ることができます。どの画像も経緯台につけた口径12cmの屈折望遠鏡で撮影した物です。宵は秋の星座が、深夜は冬の星座が、夜明け前には春の星座を見ることができます。南側の窓があれば、ガラスをピカピカに磨いておけば、寒さ知らずで観望できます。12星座が南天を通過していく姿はベッドからもなかなかいいものです。望遠鏡がなくても双眼鏡があれば、オリオン大星雲など、これから星雲や銀河が美しい季節になります。天体写真なんてスマホとコリメート撮影するホルダーがあれば簡単にこの程度の画像なら写ります。今は望遠鏡もカメラの性能もよくなったので誰もがスターゲイザー(stargazer 星を見つめる人)に仲間入りできます。