収穫の終わった田んぼは何もありません。畑には大豆が収穫の時期を迎えています。冬野菜の苗が少し大きくなりました。農道をマウンテンバイクで颯爽と走るのはこの季節がいいかもしれません。
広い田畑。農道の向こうの丘にこじんまりとした街があります。いったいどんな街なのか。それにしても青い空、秋らしい雲。
丘の街は門前町でした。神宮寺というお寺で弘法大師を祭っているようです。弘法大師が開いたという井戸も近くにあります。
山門の中は仁王さんがいました。迫力はと言えば、東大寺南大門には及びません。ちょっと滑稽な表情もしています。愛嬌があっていいかも。
石段を登っていくと本堂がありました。真言宗の開祖弘法大師を祭っています。
この近くには東海自然遊歩道があり、サイクリングコースになっています。特に松阪市飯南町粥見から続く立梅用水沿いのコースは、灌漑用水のためアップダウンがほとんどありません。春は名前の通り梅が沿線を彩り、夏は山沿いにあるため木漏れ日の中を走り抜けます。秋はイチョウや広葉樹の紅葉が楽しめます。冬は木枯らしと用水からの冷たさにさらされてサイクリングはお休み。と言ったところ。神宮寺があるのは多気郡多気町丹生です。丹生とは水銀が採れたところで、奈良の大仏殿で大量に使われました。今でも水銀は採掘可能ですが、需要がなくなり坑道跡だけが残っています。遊歩道は交通量が少なく比較的安全にサイクリングが楽しめます。




