Go to travelに行くなら、どこに行きますか? 陶器の町常滑 | バイカルアザラシのnicoチャンネル

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 サイコロジストの日常と非日常を季節の移ろいを交えて描いています。バイカルアザラシのnicoちゃんの独り言です。聞き流してください。

 夏、愛知県の常滑に行きました。ここは陶器の町、風鈴も陶器で出来ています。至る所に直売店があってお値打ちです。一日ぶらり歩くには面白い街です。夏はこの風鈴の音が涼しく感じられる。

 

 常滑と言えば、土管坂。名前の通り石垣ではなく土管で高垣が築かれています。

 

 常滑が坂ばかりなのは、登り窯があるため。坂があるから登り窯が発達したのでしょう。うまく地形を利用したものです。今は登り窯跡を喫茶店にしているところもあります。

 

 常滑は煉瓦の煙突がシンボルです。登り窯も煉瓦の煙突も今は使われていません。電気窯やガス窯にとって変わられました。それでも常滑はこの風景が似合います。

 

 陶器の町なので、世界の陶器を集めています。メソポタミアのくさび形文字までコレクションになっています。何と書いてあるのか読めません。エジプトのヒエログリフなら表音文字なので多少読めても、これはお手上げ。

 

 興味のある人には一日でも楽しめそうな博物館ですが、自分にとっては全く興味なし。最新のトイレも展示してあるけど、どこもスルー。この街に何を目的に来たのか・・・・。

 

 美術館の中にあるイタメシに入りました。ランチを注文。クリームチーズの出来たてをいただきました。これは絶品。ちょっとここでしか食べられないレベルの仕上がり。

 

 生ハムサラダ。シェフのセンスが見え隠れします。なかなかのイタメシです。

 

 冷スープ。コクがあって美味しい。

 

 キノコのピッザ。カウンターの前に釜があって、焼きたてを持ってきてくれます。シンプルで美味。海鮮やチーズなどのトッピングでごまかすピッザも多い中で、とことんシンプルにこだわってピザ生地のお味が生きています。

 

 パスタはこんな感じ。ピッザとパスタのランチでした。イタメシのフルコースと言ったところです。

 

 もう終わりかと思えば、最後にスイーツが出てきて、大満足。どのお料理もまた来たくなるお味でした。丁寧に作られているのと、素材が一つひとつ生きているのと、食べる人を驚かそうとする何かが隠れていて、一つひとつのお料理が楽しくなります。

 

 この暑い日に、なぜ常滑に行くのか。容赦なく太陽が細い道を照りつける一日でした。独りでは多分行かない街でしょう。でも、誘われれば、また行きたくなる街です。何か変な魅力のある街でした。何が惹かれるのかよく分からないけど。