三重県熊野市紀和町に風伝峠があります。風の峠と言われよく風が吹きます。山の北斜面には朝霧がたまります。それが風に乗って南斜面を駆け下りるのが風伝おろしです。
今、風伝おろしが始まったところです。やがて朝霧が峰を越えて布団のように流れ落ちます。
風伝峠を越えるとそこは丸山千枚田が広がっています。実際には千枚以上の棚田があります。小さな棚田は1mもないようなものもあります。
ここから見ると本当に棚だって感じがします。日本の棚田百選に指定されたとは当然のことなのでしょう。
満月の夜、棚田には千もの次が水面に映ると言います。でも、それはありそうでないことです。やはり満月は一つしか映っていません。
棚田の中央にある岩は不思議な岩です。何とも存在感があり底知れぬパワーを感じます。こんなに流域面積が狭いのにすべての棚田を潤すことができるのはなぜなのでしょうか。それが不思議です。
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