https://youtu.be/QL3hZ89JKgc

さて、伊勢神宮は内宮と外宮がありますが、実は125の社があります。まさかすべての社にお参りは行けないので、まずは豊受大御神が祭られている外宮から参拝します。そのあと、天照大神が祭られている内宮に参拝します。豊受大御神は、天照大神に食事をお供えする神様です。なので、農業をはじめ外食産業や食品関連の企業の方がよくお参りになられます。大神がご機嫌を損ねた荒ぶる神になられたときの御霊を祭った多賀宮が近くにあります。正宮には五穀豊穣や国家安泰など、大きな願いを祈ります。この多賀宮では、家内安全や健康祈願など個人的な願いを祈ります。
外宮に参拝した後は、内宮に参拝します。ここも正宮では、世界の平和や日本の国が豊かになるよう大きな願いを祈ります。近くには大神の荒ぶる神の御霊を祭った荒祭宮で私的な願い祈ります。人が新しいことを始めるときには、多賀宮や荒祭宮で祈りを捧げます。
次に参拝の仕方ですが、手水(手を洗い、口をすすぐ)、参道のど真ん中は神様がお歩きのなるので、端を歩く。参拝は、二拝二拍手一拝(2回深いおじぎ 2回拍手 1回深いおじぎ)の作法で拝みます。中には長いお祈りをされる方もありますが、大神はあなたの願いや必要はもうご存じです。参拝者が少なければ心置きなくお祈りするのもいいと思います。でも、年末年始は正式参拝の作法を守れば、初詣での意義は十分だと思います。

お参りした後は、内宮の参道にあるおはらい街で楽しみましょう。江戸時代の町並みが軒を連ねタイムスリップしたような気分になれます。江戸時代には多くの人たちがおかげ参りにこうしてやってきたのでしょう。

伊勢志摩はグルメづくしです。伊勢うどんは日本一固いうどんです。ところが出てくるのは、柔らかいおうどんなのでびっくりします。実はこの伊勢うどん、50分も釜の中でゆでます。普通のうどんならどんな腰の強いうどんでもふやけてしまうでしょう。醤油だれにからめて青ネギでいただきます。いたってシンプル、一度食べたらやめられません。ご飯物は何と言ってもてこね寿司です。このお寿司、マグロかカツオのお刺身を醤油につけたお寿司です。こんなのがどこが美味しいかと言えば、これは食べてみるしかないですね。
初詣は参拝するのが目的ですが、お参りした後は美味しい物をいただいて、しっかり遊ぶのが初詣、お伊勢参りらしいです。
伊勢に来たら何と言っても赤福餅です。人また人の喧噪の中、美味しい物・珍しい物を求めて並ぶのもいいものです。ただ、時間に余裕がないとなかなか楽しめないかと。伊勢の駐車場は広いですが、車の数が半端じゃないので、公共交通機関を利用するのが得策です。伊勢道もかなり込みます。新年はパーク&バスライドといってサンアリーナの駐車場から循環パスが出ています。
詳しくは伊勢神宮の公式サイトや伊勢観光協会のサイトをご覧ください。交通規制や参拝マップなど丁寧に解説してあります。