バイカルアザラシのnicoチャンネル

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 サイコロジストの日常と非日常を季節の移ろいを交えて描いています。バイカルアザラシのnicoちゃんの独り言です。聞き流してください。

  伊勢市から見ると西方に端正なピラミッドが3つ見えます。左から局ヶ岳、白猪山、堀坂山です。伊勢三山と言われています。その中央の白猪山で熊を見たという情報が入りました。紀伊半島に住んでいるのはツキノワグマで比較的おとなしい性格です。ヒグマのように大きくありません。

 

 クマが見られたというのは白猪山の登山道にあるので、白猪山に登られる登山者は注意が必要です。一日に20kmも移動することがあり、登られる方は熊スプレーとクマよけの鈴が必要です。

 

 白猪山のこのルートは白猪山で一番ポピュラーなルートでコンクリートで舗装がしてあります。すぐ東側に矢下ルートもありますが、ここも要注意です。現在北斜面から登る亀山林道ルートは林野庁が管理しており、登山道は閉鎖されてるのではないでしょうか。

 

 発見箇所は日本の棚田百選に指定されてる「深野の棚田」です。今は収穫が終わり平地になっているので、クマがいたら比較的発見されやすいのですが、すぐそばは山林になっており、ここに逃げ込まれたら見つけるのは容易ではありません。白猪山周辺は杉や檜などの針葉樹林からなる人工林なのでドングリのような餌になる物はほとんどありません。なので、集落に餌を求めて来たのでないでしょうか。

 

 もともとこの地区の近隣ではクマの出没情報が出ています。ここは台高山脈から東に連なる栗木岳、三峰山、局ヶ岳があり、ツキノワグマが住んでいます。流石に棚田までやって来たという情報は初めてです。

 

 白猪山は標高が820mで登山口からは一時間程度で登頂でき、他の局ヶ岳と堀坂山も一時間程度で登頂できる日帰り登山では絶好の山々です。また、三山とも山頂からの展望が素晴らしいため秋口にかけては多くの登山者が来られます。

 今日は奈良県の秘湯洞川温泉に来ました。長い行列のお目当ては子持ち鮎の焼き魚です。これを求めてひたすら半時間は待ちます。客の回転が意外に速いので長蛇の列の割には待ち時間は短めです。

 

 一尾900円です。大きな鮎の塩焼き。見るからに美味しそうです。

 

 お箸でお腹を割ってみると確かに鮎の卵がぎっしりつまっています。体の三分の一は占めているでしょうか。ふわふわで本当に美味しいです。

 

 洞川温泉の街並み。ほとんどが山上蔵王堂に修行に行く山伏の接待をしています。あとはお土産と陀羅尼助という薬を売っています。陀羅尼助は修行者にとってお腹を壊すことは命取りになります。要するに胃腸薬です。

 

 川には天然のニジマスが悠々と泳いでいます。だれも捕る者はいません。ここでは天然記念物扱い。

 

 龍泉寺に来ました。本堂を守るのはこま犬ではなくて鬼です。斧を持ったのが前鬼で壺を持ったのが後鬼です。要するに夫婦。役行者が鬼を調服して修行者の接待をするよう命じました。実は鬼の子孫が今でも前鬼にいらっしゃって修行する人をもてなしています。自分も何度かはお話しました。役行者は伝説の人ですが、五鬼助さんは目の前におられる歴とした鬼の子孫。

 

 本堂では弥勒菩薩が祭られています。このお顔はシルクロードの砂漠と草原を得てきたような形、アルカイックスマイルはギリシアの発祥。

 

 龍の口からは水がほとばしっています。と言っても鍾乳洞から流れてきた湧き水なのでしょう。

 

 ここには龍神様が祭られています。

 

 参拝の後は、洞川温泉で一風呂浴びました。ここで日本の水百選ごろごろ水を購入。

 

 帰りに吉野に立ち寄り平宗という柿の葉寿司の老舗で山菜巻と柿の葉寿司をゲット。

 

 柿の葉寿司は今の季節だけだけでなくサンマ柚大根もあります。柿の葉で包んであるので日持ちが浸ます。柿の葉の香りも最高です。

 

 山菜巻は山菜がてんこ盛りです。それを高級なおぼろ昆布で巻いてあります。正に関西風。

 

 結局今日一日何をしていたかというと、亀清で子持ち鮎を食べて龍泉寺にお詣りして、洞川温泉へ。吉野によって平宗で柿の葉寿司を買いました。要するにグルメ旅。いっぱい食べたので満足なのですが、体重が増えること間違いなし。少し反省していますが、もう遅い!

 

 

 この夏、あまりにも雨が少ないため気象観測装置をあげました。風速・風向・気温・湿度・気圧・雨量を測定し、クラウドにアップロードできるという物です。米作りには雨が何日に何時頃降ったのか、川の水量を推測するためにも必要なデータをとってくれます。

 

 このようなデータは日本国内千数箇所あり、データを公開しています。もちろん気象庁も21km間隔でアメダスを設置し、気象データをとっています。普通はこのアメダスのデータ利用すればいいのですが、いざ設置してみるとアメダスから2kmも離れていないのに雨量が数十ミリ違っていたことがありました。雨の降り方は意外に局地的な物なのでしょう。

 

 さて、台風15号が三重県では松阪市と伊勢市を通過していきました。台風の中心を通っていったのでウエザーステーションにはどのようなデータを残していったのでしょう。

 

 まず、気圧から見ていきましょう。気圧は台風が近づくとともに低くなっていきました。中心が通った午前10時には1003hPsで、真東にある伊勢市に入ります。

 

 中心が通ると雨が止んで空が開けてきました。伊勢市を通過した頃には青空が出てきます。そうなると気温がどんどん上昇していきました。それに伴い湿度も下がっていきます。

 

 自分の予想では高知県宿毛市に上陸した台風はすぐに熱帯低気圧になると予想していました。ところが台風のまま衰える気配がありません。鹿児島県の直下で発生した台風なので海水温が高いとは思っていましたが、上陸しても衰えるどころか最盛期には992hPsに発達して東海上に抜けました。静岡県で発達した台風は竜巻や突風を起こし、大変な被害をもたらしました。

 

 松阪市の気圧が最小値になった午前10時には風が止みました。やはり台風の目に入ったからなのでしょう。風向きは台風が接近する前は南東風でしたが、松阪市を通過すると北西風の風となり、急に涼しくなってきました。それがはっきり記録されています。

 

 そして、雨量ですが、午前10時までは雨が降り続いていますが、東側に雨雲を持った台風は中心が去るとともに雨が止みました。午前四時頃には紀伊半島に線状降水帯が発生し、41mmの雨量を記録しています。このころ近くのアメダスは35mm程度で松阪市が5mmほど多く降っていたことが分かります。

 

 自分はこのような私設のデータを天気予報に生かせないか考えています。風の吹き方や雨の降り方は私たちが考えていた以上に局地的であることが、このデータからは分かります。

 

 例えば、突風が吹くのは局地的なことでしょう。支流の渓谷に怒濤のような豪雨となる可能性もあるでしょう。そうしたとき、鉄砲水を予想したり土石流を予想することができる可能性があります。

 

 松阪市は東西に長い街で西は奈良県境の紀伊山地、中間地域は伊勢三山が聳える夏は暑く冬は寒い地域です。東は伊勢湾に面しており、全く気候が異なります。アメダスがあるのは中山間地域で夏は日本の最高気温をたたき出し有名になりました。実は松阪市の人口は伊勢湾沿いに集中しており、ここのアメダスは松阪市の気温を代表しているとは思えません。

 

 このような私設の気象観測計は必ずしも正確ではありません。2~3万円程度の物が一般には出回っています。気象庁が設置しているアメダスとは精度が段違いです。

 

 しかし、このような私設の気象データは、局地的な土砂災害を予測できるポテンシャルを持っているのではないでしょうか。このビッグデータを利用すれば、その場で起こりつつある災害を予測できるのではないでしょうか。

 

 地球温暖化により日本列島の直下でも台風が発生する気候になりつつある日本でこのようなデータの活用はあってもいいと思います。例え誤差があったとしても多くの私設観測所のデータと照合すれば、誤差は小さくなります。局地的な土砂災害や竜巻、鉄砲水、突風などそこで異変が分かれば、行政も早く対応できます。

 

 自然はやはり数字で動いているのだと思いました。なので、その数字を集めればより的確な備えや判断・行動ができるのではないでしょうか。このウエザーステーションが台風は理論通りに動いているのだとつくづく思いました。

 

 松阪市は梅雨明けからほとんど雨が降りませんでした。この台風での被害はなく恵みの雨となりました。田畑は乾燥しトラクターも入れないほど土壌が固まっていました。これで来週から耕すことができます。

 

 こんなことを書くと静岡県の方々に怒られますが、台風がさらに発達した牧之原では突風で大変な被害となりました。わずか10hPs発達しただけで、恵みが災いに変わるとは予想できませんでした。もし、松阪市で発達していたら同じようなことが起こったと思います。

 

 このようなデータをアップしてくれるウエザーステーションですが、秋から冬にはどのようなデータを提供してくれるのでしょうか。様々な気づきを教えてくれるのを期待しています。

 

 

 台風15号は三重県の松阪市を通過し、伊勢市に入りました。

 

 松阪市ではお日様が差して風も雨も止みました。東の空が明るくなりました。台風の目です。まもなく吹き返しの風が吹くことでしよう。南東からの風は北西からの風に変わるはず。

 

 清流櫛田川はこのとおり増水して濁流となりました。台風の雨雲は東に広がっているので、こちらでは雨はもう降らないでしょう。今のところ、被害はありません。乾いた大地がこれで潤いました。

 

 オシロイバナが満開なのですが、今日は雨にたたられてしぼんでいます。風か吹いて乾いてきたら花を開くでしょう。

 台風15号が和歌山県の御坊市付近に上陸しました。今、紀伊半島を通過中です。雨の地域は東に延びています。三重県の東部には線状降水帯ができています。

 

 今朝の朝ご飯のデザートは無花果のヨーグルトです。いっぱい採れました。

 

 いつもなら熟したのが2つくらいなのですが、こんなに!!! グレードで言えば超高級レベルです。それにしてもあの子ギツネ、雨に濡れているのでしょうか。雨宿りをする所は稲荷神社しかありません。