日本近海を見ると2つの台風がいます。西にあるのが台風18号で猛烈に発達し、瞬間最大風速は75mです。このままだと中華人民共和国に上陸するかも。東にあるのが台風19号で強い勢力で日本列島の東海上でうろうろしています。
予報円を見ると東へ西へと迷走気味です。北半球では台風は無風状態では西に進みます。あとは太平洋高気圧と偏西風で決まります。まだ太平洋高気圧の勢力が強いので西には進めません。一方偏西風のあおりを受けるにはもう少し北上しないと影響を受けません。そこで西へ行こうか東へ行こうかで停滞気味。このまま太平洋高気圧の勢力が衰えれば本土に来るでしょうし、もう少し北上すれば偏西風でオホーツク海まで飛ばされるでしょう。いずれにしても一週間後には決着が付くはず。
これは衛星画像の可視画像ですが、台風18号は最盛期で台風の目がくっきり出ています。19号は最盛期は過ぎたのか、台風の目はありません。
もう一つ気になるのは18号と19号の真ん中の南海上には大気の擾乱があり、これが次の台風になる可能性もあります。とにかく今年の日本近海の海水温は高いので10月になっても台風の発生は避けられないでしょう。
昨日、志摩半島の東端大王崎灯台に行きました。土用波なのか5mくらいの高さまで波しぶきを上げて岩壁を洗っていました。黒潮躍る熊野灘なのですが、まさにそんな光景を見ることができました。
今日もこの時点気温は25℃を超えています。今年の夏は長く、秋は短くなるかも。10月11月が秋で、一気に冬へ。日本の四季が3ヶ月毎に来るなんて、過去のことになる時期もそう遠くないでしょう。