それでは、最後。
ストレート・ラリーでのポーチをミスしたときの対処を。
これは、味方・敵共通です。
パターンがないからです(笑)。
まず大切なのは、ストレート・ラリーでのポーチミスは「最悪」ということです(笑)。
これまで何回も言っていることですが、ストレート・ラリーは、後衛どうしの力比べとなるような場面。
よほどのことが無い限り、本来、前衛に出る幕はない。
詳しくは「ストレート・ラリーの怖さ その3」をご覧ください。
前衛が飛び出すのであれば、「ギャンブル」として、逆サイドを突かれることを覚悟で、早めに出る必要がありますし、上手く出たとしても、ボレーの方向が難しく、高い技術が必要になりますから。
その難しいストレート・ラリーでのポーチに出た上で、しかも失敗をしているわけですから、それはもう「大失敗」なわけです。
ですから、もう「イーブン」に持っていくことを優先するしかない。
これは自分であろうと、敵であろうと状況は一緒。
もしもここで一発逆転を狙ってくるようなペアであれば、そんなペアは敵ではありません(笑)。
さらに、デッドゾーンを確認するとすると、下の図のようになります。
失敗したペアは縦に並んでしまい、前衛がオープンスペースをジャマしている上に、相手前衛は元の場所にいるわけで、低く強いショットを打てる範囲が異常に狭くなっているのが分かります。
ですから、もう、打てる範囲なんて。。。ね?
さて、みなさんならどうするでしょうか。
問題なのは、打つ方向やショットの選択ではありません。
今言ったように、そんなもの、決まり切っているからです(笑)。
大切なのは、その後のポジショニングです。
【次回へ続く】