まだ、出雲の紀行文が途中ではありますが、今回は表題にあるように、大台ヶ原のお話になります。いや~疲れました。一晩眠りましたが、まだ疲れが残っています。左ひざの裏側の筋を痛めてしまい腫れています。正座が出来ません。大台ヶ原で体験したことの詳細については、出雲のお話が終わった後にまとめてみたいと思うのですが、今回は「疲れた~」のご報告です。

 

 大台ヶ原は、奈良県の山奥で三重との県境にあります。標高1695mの日出ヶ岳を中心にして原生林に覆われた周辺の山々を総称して大台ヶ原と呼んでいます。年間降水量が屋久島と並ぶほどに多く、僕が行った時も朝方はスカッと晴れていましたが、昼は土砂降りでした。天気の変化が全く読めない。

 

 そんな大台ヶ原に、50ccのスーパーカブで登りました。急な坂道の連続なので、登らない登らない。バイクや車で行けるのは標高1570mにあるビジターセンターまででした。ここで入山に関する手続きを済ませると登山することが出来ます。

 

 今回は、大台ヶ原で日の出を見たかった。この時期の日の出は5時半になります。この日の出に合わせて登山を行うのであれば、真っ暗な夜から活動を開始する必要があります。そうした詳細な事柄は、後日にまとめるとして、今回の大収穫は雲海を見てきたことです。テレビや飛行機の窓からなら、見たことがありますが山の上から雲海を見たことは、これまでになかった。とてもとても感動しました。

 

 大台ヶ原の登山ルートは、大きく東大台と西大台に分かれています。見晴らしが良くルートが観光用に整備されているのは東大台で、初めて行くのなら絶対にお勧めです。西大台は、貴重な原生林を保護するために環境省から立ち入りが制限されていました。基本的には事前の入山申請が必要になりますが、余裕があれば当日受付もできます。僕は平日の暇なときということもあり、当日申請で入山しました。つまり、東大台と西大台をどちらも歩いてきたわけです。

 

 朝の5時ごろから歩き始めて、落差360mの登山道を、登ったり下りたりを繰り返しながら17kmも歩いてきました。ビジターセンターに帰ってきたのは14時です。東大台はシオカラ谷以外は、道が整備されているので、歩くことにさほど苦労しません。大変だったのは西大台です。けもの道の様な山道を、それこそ道に迷いそうになりながら歩きました。

 

 僕はランニングシューズで登山をしたのですが、登山にはやっぱり登山靴が適しているんですね。柔らかい靴底のランニングシューズだと足場が悪い道で足首や膝の間接が曲がってしまい余計な負担がかかりました。体力には自信があったのです。ランニングをしていたので。ただ、関節の痛みにはほとほと困ってしまいました。でも、それに見合う、素晴らしい体験でした。詳細については、またご報告させていただきます。