最近は小難しいことを色々と書いてきましたが、今日は久々に他愛のないことを呟きたい。だらだらと思いつくままに書くという行為は、僕にとっての癒しになります。一人カラオケで熱唱するのと大差ない。とは言いつつ、僕は一人でカラオケに行ったことがない。車を運転しながら大声で歌うことがあるので、そんな感じです。歌にしろ排便にしろ飲みすぎた時の嘔吐にしろ、体の中から何かを体外に出す行為は総じて気持ちが良い。体の中に留めたままというのは体に悪いからです。僕の文章を書くという行為もそれに似ていて、頭の中のもやもやは書き出さないと解消されない。このように表現すると、

 

 ――お前の文章は、排泄物か!

 

とお𠮟りを受けそうですが、否定できない自分がいます。読んでくれている皆様には、大変失礼な文章ではありますが、今後ともよろしくお願いいたします。

 

 今朝は、体のアチコチが痛い。原因は分かっています。昨日の夕方に久々にランニングをしたからです。昨日は朝から雨でしたが、夕方にはやんでいました。玄関を出ると、少しひんやりとしています。ランニングにはちょうど良い気温でした。自宅を出発して、千里丘丘陵に向かって走り始めます。急斜面を登っていくと、1970年に開催された万博が丘の上に広がっていました。岡本太郎の太陽の塔で有名な万博になります。万博の周りにはお城の堀のように外周道路が整備されていて、グルッと走るとちょうど5kmでした。外周道路を一周だけ走って自宅に帰ります。昨日のランニングで12km走ってきました。

 

 走ってきたと表現しましたが、とてもノロノロとしたスピードなのです。早歩きの人に、あっさりと抜かれてしまいました。正確には1kmを平均10分で走ったので、12kmを2時間かけて走ります。これは非常に遅い。40代のころは1kmを平均6分以内で走っていたので少し残念な結果ではありました。コロナの影響からマラソン大会がなくなり、長らく走っていません。そうした練習不足からそれ以上に早く走ることが出来なかったのですが、だからといって早く走るつもりもありません。なぜなら、膝が故障しているからです。

 

 昨年も、一昨年も、ランニングに挑戦しました。ところが練習を続けていくと、膝に水がたまるのです。正座が出来ないくらいにパンパンに腫れあがってしまいました。病院に行き診療を受けます。僕は、過去に膝を骨折していました。直接にはそれが原因ですが、加齢とともに軟骨も弱くなっていたようです。これ以上のランニングはやめた方が良いと、先生から諭されました。まあ、仕方がないなと。

 

 先日、健康診断がありました。毎年、受けながら少しずつ体の変化を感じています。血液中のコレステロール値が増加してきたことと、血圧も上がってきました。ランニングをしていた40代では見られなかった症状です。そのことで、特に体の不具合は感じていませんが、僕も53歳になりました。今後、どのような不調が現れるのか分かりません。

 

 ――走ろうか?

 

  ふと思ったことですが、急に走りたくなってきました。僕の中の鬱積した何かを吐き出すようにして、走りたい。走れば自由になれるような気がしました。ただ、問題は膝になります。膝を護るサポーターを用意して、準備運動をします。イヤホンを装備してコテンラジオの「やなせたかし」の物語を流しました。ナイキのランニングアプリを起動します。スタートボタンを押しました。イヤホンから女性の声が流れます。

 

「ワークアウトを開始します」

 

 早くは走りません。ゆっくりと走ることを心がけます。テクテクと走りながら、自由を感じました。とても気持ちが良い。アンパンマンの作者である「やなせたかし」の話もかなり面白かった。走りながら一人笑っています。一晩寝て体のアチコチが痛いのですが、膝の痛みは全く感じません。サポーターの効果もありますが、ゆっくりと走ったことが良かった。この調子なら、今後も走れそうです。