母のこと、ご心配おかけしてました。
わたしのことまで 心配してくださって、ありがとうございます。
声をかけてくださる方がいるって、ありがたいですね。
書くかどうか、迷っていたけれど、やはり過ぎ去ってしまうと忘れてしまうから、書くことにしました。
ここからは、母の重い病気の話しになりますので、気乗りしない方には、ここまででお願いいたします。
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あくまでもわたしの主観的記録です。
母は、「悪性リンパ腫」という病気でした。血液のがんです。
頭の中に、その元がありました。
目と鼻の間あたりで、とても分かりにくいところにあって、なかなか特定できなかったのです。
検査だけで、6週間もかかりました。
本当に長くて、本人も不安だったろうし、わたしも毎日眠れなくて。
最初にかかりつけの病院へ連れていきましたが、大したこと無いという反応で。
そんなことはない、あまりにも様子がおかしいから連れてきた、と細々と説明しましたよ。
脳神経内科の紹介状をその場で書いてもらい、その日のうちに受診して正解でした。
今思えば、かかりつけの先生は、娘さんがそんなに言うならと、紹介状を書いてくださり。その場で神経内科の先生に電話もかけてくださいました。ほんと助かりました。
母のたった一つの「目」が動かない、2重に見える症状が無ければ、いつまでも「風邪薬」を出されていたかもしれません。
脳神経内科では軽い脳梗塞がおきて終わったのかも?と言われ、でもやはり目が気になるとのこと。
2週間後に結果がでるからと言われて帰宅。
なのに2日後に緊急だからと連絡がきて急きょ総合病院へ検査入院。
その時は、血液の数値が異常だからと「髄膜炎」の疑い。
でも、やっぱり「目」の症状はわからない。
毎日毎日、全身しつこく検査。
結局は医大のほうがもっと詳しく検査をできるからと転院。
また1から同じ検査を毎日。
PETで、がんがあることは分かったけれど、どこにあるのかハッキリしなくて。
全身の血管はきれいで、脳の血管も詰まりもない。
隠れてよく見えないところに少し光っているのがあると、鼻から脳へ管を入れて組織をとってくる「生検」という手術をすることになりました。
検査だけど、全身麻酔するから、手術というのだそうで。
そんなこと素人は知らないから「手術」と聞いただけでビビってしまいます。
母は「手術」の言葉に反応して拒否したみたいなんですね。
別の先生の分かりやすい話し方で翌日あっさり受けると言ってくれましたが笑
長くなりましたが、そんな流れから。
わたしから母には、
「頭のなかに何かあるみたいだから、検査してるんだよ」
と、ぼんやりとしか伝えてなかったのでした。
(母は、ものが2重にみえるのでテレビも新聞も雑誌も全く見なくなりました。あんなに「徹子の部屋」大好きだったのに)
早い段階で、おそらくそれだろう、と医師から言われて知っていたけれど、どこかで違っていてほしいと思ってました。
生検のための手術で、ハッキリして、2週間後に
(これ、長い!長いよねえ、待ちくたびれましたよ)説明のために呼ばれて医大へ。
前日の夜に先生から、検査を拒否されたことがあったのもあり、いきなり告知しても大丈夫ですか?と相談の電話。
結局、説明の前に、わたしが軽く話してからにしようということに。
そのときの会話。
この前、頭の中になにかあるから検査したでしょう?
結果はいいか悪いか、わかったら説明しますと話したの覚えてる?
うん。
結果がでたから、これから一緒に先生のとこに行くよ。
残念ながら、悪い方だった。
がんだったよ。
うん。
これから治療するからその説明聞きに行くよ。
わかった。
わたし、大変な病気になったんだねえ。
うん。
こんな会話のあと、先生からの病気の詳しい説明や、今までの検査内容について、明日から転科して、すぐに治療を開始することなどききました。
明日って。
髪の毛きれいにする暇もないけど、急いでるからだよね。
母は1時間半も説明されて眠くなってました。
でも、治療の話しは、
「なるようにしかならないから」
「先生よろしくお願いいたします」
「治療頑張って受けます」
と、気丈に返事をしました。
続く。