これはボランティア新人の私が1人思う事です…


先日、里親募集の記事を見たとのことでメールを頂きました。


とある学校からです。


教育の一環として生き物を取り入れたく、お迎えしたいと。

預かりさんの里親条件が厳しいので直接行って5羽ほど頂けないか?と。




お断りしました。


今お寺にいる子達は人間と共に生活したことのない子が殆どです。


預かりしていただいてる方からの条件も確かに厳しいかも知れません。


でも、考えてみてください。


恵まれない環境で育った子を少しでも終生幸せな環境で育ててほしいと思うのはいけませんか?


ボランティアさんが入らなかったら助からなかったかも知れない命を次に繋いでいくためにきちんとした環境か、いつもお世話している人が体調崩しても代わりにお世話してくれる人がいるか確認することはいけませんか?



我が家には自分の生活を顧みずに、遺棄されたり、飼育崩壊現場から助け出されたうさぎ達がいます。



助けて下さった方々には正直頭が上がりません。



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小屋を訪れるきっかけになったのはとある記事から。


いつもは受け流していたかも知れない記事。


FaceBookでも自分が協力出来ないものに関してはほぼシェアはしません。

無責任な拡散屋にはなりたくありません。

シェアするからには協力したいし、手を出したい。

拡散するにしてもそれが今の自分の場所から発信するのに必要かどうかを確認してからにしています。


でも行こうと思ったらすぐ行ける距離。

うちの子が「とうちゃん、行って来たら?」って目線を送ってました。


行ってみて、「これは何とかしなければ」


と思い、何から切り出そうかも考えずお世話の申し出をしていました。


何かに突き動かされた。そんな感じです。


自分1人で何とか出来るような状態でもなく、ひたすら回りの人々に支援・援助してもらわなければこの10

日間でここまで辿り着けなかったと思います。



想いもよらぬ人からの支援があったり、遠くの人の協力があって今に至ります。



知らない事、判らない事をひたすら回りに聞いて、お願いして。


想いはただ「うさぎのため」


あの中で命を失って逝った子達の為にも。


今、あそこに居る子達にはまた同じ環境に行って欲しくないです。


そして多頭飼育崩壊現場はあそこが最後になってほしいです(実際には他にもあるかも知れませんが)


それがどんな環境の整った施設であっても。


屋内、ケージ飼い。

終生、責任を持って飼育できる

そして愛情をもって接してあげられる


1羽1羽、みんな個性があります。

ひたすら語り掛けてくる子、何かを伝えようとする子、人が苦手な子…


そんな個性をきちんと確認して、受け入れてくださる暖かい家庭。


私が思う理想です。



あそこにいては助からないかも知れない命を今度は自分が繋いでいく番なのだと。そう思っています。





誰かに繋いで、またそれをなんらかの形で繋いで。


今、目の前でまったりしている子達を私に託してくださった人達の為にも。



お寺の子達をきちんと最後まで愛してくれる家族を見つけたい。


そしてもし、またあの場所に迎えられる命があっても、同じ事を繰り返さないように。



それが私の「想い」です。


たくさんの支援・応援を頂き、お礼のメッセージもなかなかお返しできませんが、走り続けられる限り、この

フルマラソンを完走したいと思います。






だるまうさぎボランティア  ぼん