ずっと自己嫌悪だったんですよ、毎晩飲んだくれていて、認めるのが怖くて。
他人から飲酒の心配や苦言を呈されると、自分だけは大丈夫と否定する、そして、腹を立てる。
いつでも酒を辞められる、今やめなくても明日から辞めればと、自分がアルコール依存症であることを認めずに、ずっと逃げていました。
子供のころから、毎晩ご機嫌で晩酌をする親父をみて育ち、大人はお酒を飲むものだと。
うち貧乏だったから、お袋の顔色うかがいながら、うっすいダルマ(サントリーオールド)の水割り飲んでたな。
高校生になると飲み会や放課後仲間と一杯ひっかけてから帰ることを覚えました、これでよかったんです、昭和は。
で、その時にあれ?俺って友人たちより酒強いなって気付いたんです。
実際皆の倍くらいの量、飲んでいました。
高校卒業して大学進学、田舎から上京して独り暮らしを始め、コンパコンパのやりたい放題の生活の中で本格的な飲酒が始まりました。
そりゃあもう浴びるほど飲みましたよ、飲んだし数えきれないほどの酒での失敗も重ねました。
でもまだいいんですよ、学生のうちは、他人様に迷惑かけなければ、やり直しできるから。
卒業とともに事情で田舎に戻り、就職して社会人に。
やがて結婚して子供が3人。楽しい時期でしたね。
が、色々ありましてね、上の子長男が小学生の時に離婚、再び独り暮らしになっちゃった。
毎晩のむアルコールも離婚の一つの要因だったと思いますが、離婚自体の選択は間違っていなかったと思っています。
そこからはご想像の通り、すさんだ飲んだくれ生活の始まり。
時は過ぎ離婚後、離れて暮らしている子供たちが成長し、社会人となり、なんだかんだと訪ねてきてくれる機会が増えた、うれしいね。
そんな折、息子、娘をつれて一緒に飲みに行ったときに、つい飲みすぎて記憶をなくしたり、みっともない姿を見せてしまった。
自分に嫌気がさす。
バーのマスターとも肝機能の話となり、血液検査のγ-gtpの値が1000くらいになるとだるくて朝起きられないと、確かにその通り。
過去にγ-gtp値700まで上昇経験あり、禁酒直前の体感は値1000くらいあるなと。
長年の大量飲酒により最近は常に超絶体調が悪い。
毎朝二日酔いで朝は後悔と自己嫌悪、今夜こそは飲まないと心に誓うも、夕食時には缶チューハイプシュ!
常に吐き気、頭痛、さらには歩くのに足の筋力低下を感じる。
階段の上り下りも足に力が入らない。
筋トレのスクワット、腕立てがヤバいくらい辛く(苦痛)感じる。
これはアルコール性ミオパチーに違いないと自己診断(素人ですがw)
長年なし崩しに増えた飲酒量は、禁酒直前は毎晩ストロング系の酎ハイ500mlを3本がレギュラーで、調子に乗るともう一本と多いときで2リットルのストロングスタイル。
毎朝の二日酔いで仕事に支障をきたすレベルに。
ただただ、現実逃避、酔いたいだけで、酔いがさめても何も問題解決していないのに。
一度完全に肝機能をリセットしたいと思い、二度目の禁酒をすることにしました。
3年前に3か月の禁酒経験あり。
飲酒以前の脳には完全にもどらないと思いつつ・・・少しでも人生変えようと。
惰性の自宅独り飲酒から、機会飲酒へ。
2024年6月現在、アラフィフのおっさんです。
アルコール依存症に悩む方のお役に立てればと思い、綴ります。
飲酒問題の自己嫌悪からの解放へ。