いよいよこの週末、金曜の夜と、土曜日一日、そして日曜日の参拝という3日間で「だるまんの陰陽五行」講座を仙台で行います。
テーマは『五行で観る「霊魂」「神々」「日本酒」』です。
視点を大きくして日本史を眺めると、歴史はいつも東が西に攻め込まれていくことがわかります。
大和朝廷が渡来人とともに西から起こり、東北の蝦夷が攻め込まれていくことから始まり、
現代では西側の西洋人グローバリストが東洋の端たる日本を乗っ取り、思想的にも洗脳されつつあります。
しかしここには大きな謎があります。いつの時にも
「東の勢力は西をお客様として迎えつつ、結局はその場を明け渡していく」
という姿です。ここにあるのが霊魂という人間の姿の本体の謎なのです。
ことを日本とか外国とかいう観点ではなく、魂の問題として考えるとおぼろげながらわかることがあります。
そこに用いるのが陰陽五行という象徴学です。
西を示すのが「金」、東を示すのが「木」という要素です。
西は太陽の沈む方向であり、一日の夕方であり、姿勢としては結果、物質、そして老人です。
東は太陽の登る方向であり、一日の朝であり、姿勢としては挑戦、非物質、そして若者です。
なぜ西の「金」が東の「木」を蹂躙するのか、このことは言い換えると、
若者は老人の言う事(経験)を聞いて学ぶ…ということです。
しかしこの後が問題です。
老人の言う事を聞いた若者はやがて年老いて先人と同じ老人になるのか、
もしくは、老人の言う事からものごとの本質を見抜いて新たな老人へと成長していくのか
ということです。
ここに人間の本質たる「霊魂」のテーマがあります。
現代で言うならば、西側諸国の持つ唯物主義から立ち直れる精神性を日本人が築けるか…です。
ここに「神々」との関係性が絡みます。
東北、とくに仙台には「鹽竈神社」という有名な神社があります。主祭神は「シオツチノオジ」。
この神が文献に最初に現れるのは山幸彦と海幸彦の神話です。ここでは後の神武天皇につながる家系の「ホオデミ」を助けることで朝廷たる天皇家の援助としての登場です。
しかし各地で祀られる「シオツチノオジ」は後に仙台の鹽竈神社という反朝廷の蝦夷の守り神です。
いったい西の朝廷の味方なのか、東の反朝廷の味方なのか…、あいまいな登場です。
一方、有名な猿田彦神も同様の立場にいます。朝廷の初代降臨となるニニギノミコトの道案内をし、伊勢の地を献上して親朝廷の行為をしつつも、日本各地の地主神として人々を養護する立場もちらつきます。
つまりは、神々は
「東は西に蹂躙される」
という原則のままにふるまっているのか、それとも何か人間には理解できない理由があるのか…
という疑問が残るのです。
そこで日本酒です。正確にいうと日本酒という発酵食品およびそれを注ぐ器(甕)です。
これは五行では「土」という象徴になります。
未来の人間が、朝廷とか政府とかいうような大きな勢力の歯車になるだけ…の存在なのかどうかは「土」でのあり方に関わるのです。
なぜなら五行では、「木」と「金」の間にあるのが「土」という存在だからです。
ほっとけば腐って毒物になる米のような植物であっても、ちょっと異なる生育過程で発酵食品という人体を蘇られせる物質にかわる…。
このことが大切なヒントとなるのです。
さあ、詳しくは週末の講演会でお話します。東北での講演にふさわしい内容です。
▶2024.6.28(金) 1600~18:00 鹽竈神社と仙台の話(満員御礼)
BIZcomfort仙台クリスロード
〒980-0021 宮城県仙台市青葉区中央2-2-30 日興ビル3F・4F
https://bizcomfort.jp/miyagi/sendai-clisroad.html
▶2024.6.29(土) 9:30~12:00 「思い」のあり方で始まる人生 7000円(税込み)
13:00~16:00「思い」の修正で終わる人生と神々との関係 7000円(税込み)
山口ビル会議室A
〒980-0811 仙台市青葉区一番町一丁目1番31号
TEL:022-211-9030 http://yamaguchi-bld.jp
▶2024.6.30(日) 鹽竈神社参拝 、日本酒蔵元見学
6月30日とは一年のど真ん中で茅の輪くぐりでも有名な「夏越の祓え」の日です。乞うご期待!
お申し込み先 だるまん公式ライン https://lin.ee/ItjOWXCn にて連絡ください。
もしくは メール daruman@mac.com までお便りください。