五行で「土」(ど)というのは、人体では胃の象徴です。一般的には「お中」でもあるので、地盤であり、すべての中心であり、同時にわたしたちを縛り付けている「囲い、縛り」とも理解します。
たとえば胃は毒であろうと栄養であろうとすべてをいったんは受け入れ、栄養は取り入れて毒は排泄へのルートをたぐるのですが、なぜか毒であろうともいったんは受け入れる工程をとります。なぜかというと、毒がないと薬も生きてこないからです。これが陰陽の理であり、五行の正式名称は「陰陽五行」だということからもわかります。問題が生じやすいのが男女問題であっても互いに異性にひかれる人間の姿も同じです。
さてこの「土」ですが、栄養と毒をまぜこぜにして受け入れたあと、三段階を経て次の「水」(自分を獲得する)過程にはいるのですが、この三過程が昨日にも書いた悪魔学の分類にもあてはまります。
①出現
②攻撃
③憑依
「土」とは神秘学のルドルフ・シュタイナーの言う「破壊のるつぼ」にも相当するのですが、この「るつぼ」の威力がすごいので悪の側面から見ると上記の①②③に当てはまるのですが、良い表現をすると以下になります。
①受け入れ
②仕分け
③上昇
また、錬金術の言葉では以下のようになります。
①解体
②統合
③新生
死者が霊的に進化するために枕元で読み上げる『チベット死者の書』では「土」を脱却できるために、この段階を「チョエニ・バルドゥ(中有)」と言ってやはり三段階で説明します。
①寂静尊の出現
②忿怒尊の出現
③閻魔の出現
今回、「だるまんの陰陽五行」講習会では以下の3つの講演会でこのことを詳しくお話します。
③→3/27品川講習会(BIZcomfort品川Skyway 午後7時~午後9時(限定7名) 8000円)
②→3/31横浜講習会(横浜駅東口崎陽軒ビル6F会議室 午前11時~午後1時 5000円)
①→4/10京都特別講座(BIZcomfort京都烏丸御池 午後4時~午後6時 3000円)
こちらの都合で、開催場所も費用もバラバラになってしまいましたが、つながりのある内容なので、興味のある方はぜひお申し込みください。
なお、どの講座も同額の後日映像配信がありますので、そちらでも結構です。
お申し込み先 だるまん公式ライン https://lin.ee/ItjOWXCn にて連絡ください。
もしくは メール daruman@mac.com までお便りください。