べーソンズ新作ライブ盤、After illlが配信開始されました。

 

僕が去年、集中治療病棟に担ぎ込まれてギリギリ生き延びてから最初に行ったライブの模様を収録しました。
ライブ自体は前半はいつものノリの良い曲で始めたんですが、今作の1曲目、5yearsからは病気を通過する事を即興も交えて歌ってます。
 
先行で発表したMusic videoは
傷 feat. TOSHI-LOW
 

 
ライブはTOSHI-LOWさんとのツーマン。
最後にセッションして、BRAHMANの鼎の問と傷を演奏しました。
会うのはこの日がはじめて、でもグルーヴはもう既に流れています。
そういうものです。
 
べーソンズはライブバンドなのでライブを体験してもらうのが一番。
で、ライブバンドなので毎回違います。
これは断言しますが、尺も曲の速さや展開も、何なら曲自体もその場で新曲がスタートしたり色々起こります。
これはメンバーでポンとそうだよね!と分かっちゃうから出来るんですよね。
そして、そんなバンドの変化を生む磁場こそがライブハウスです。
ライブハウスの環境によって音もノリも様々に変化する。それがライブなのです。
 
僕は入院中、自分の中での準備、われに撃つ用意あり、はしてましたが。
この日、ステージに上がったら、あまりにも自然と3人ではじめられて。
これが″病を通過したな″と確信出来た瞬間でした。
病気は傷。
傷を見せて生きることが出来てはじめて。
病気は通過儀礼になります。
問題は着地だ。映画「憎しみ」の引用です。
 
このライブ盤はそんな着地の様子を記録してます。
ライブPAはDUB MASTER X。
空間をグルーヴが駆け巡ります。
観に来ていたGoing undergroundの松本素生君がえ、これ本当に3人でやってるんですか?と確認しに来る感じ。
 
入院中、DUBさんは食事中におい、生きてるか?と顔を出してくれて。大策は面会可能後、直ぐに来てくれて。オータさんはペットボトルの水を抱えて会いに来てくれた。
もうグルーヴの尻尾はそこで捕まえている。
あとは一緒に登っていくだけ!
 
それがべーソンズ。
 
この曲と同じライブで。
少年時代のことを歌ってますが・・・これもグルーヴが連れて行ってくれてます!
 

 今日に繋がる意味が、後になってから分かったという曲。

今、イベントやライブが次々と中止になり、なんならライブハウスが悪い!と言い出す人まで現れる始末。
新型コロナウィルスで不安になっている人は多いと思う。
なにしろ対策も後手後手で情報も錯綜している。
 
だから僕は言いたい。
 
僕はライブハウスだからこそ着地出来た。
ライブハウスに生還した。
 
病気を通過して、病気を、傷を身にまとった僕を迎え入れてくれたのはライブハウスだ。
 
そんな生き方もあります。
拘束を解き放て!
NO拘束!
 
そして、また皆で生き生きと生きていけることを願って。
 
ここから聴けます!
 
宇宙平和