11月16日土曜日

朝、長女を起こし自分もすぐに着替えて出かける用意。
羽田行きだが、高輪ゲートウェイの工事で山手線が止まって迂回しなければならず、時間も読めないので早めに。
高輪ゲートウェイみたいな酷い名前を偉そうにしてる人が思いついて、周りが公募という体裁で誤魔化そうとして、結果ダメだったのに忖度してゴリ押しして、今、僕は羽田に行くのに回り道をしている、という構造自体が嫌だ!(個人の感想です)。
空港大混雑、保安検査場大行列。結果、ギリギリで搭乗。
大分へ。
荏開津さんと合流して駅へ。

駅前の祝祭広場で高山さん、田中さん、舞台の小林さんと大分市の方々と会って来年の3月の打ち合わせ。
色々アイディアが出る。面白いことが出来るのでは?

荏開津さん、小林さんと路地裏の不思議なカレー屋、大島でカレー。美味しい。
そこからバスで大分市立美術館。
磯崎新の謎展。
受付の方が僕の顔を認識してくれて中に案内してくれると、磯崎さんや磯崎アトリエの辛さんも居てご挨拶。
凄い展示の数々。
70年代のニューヨークの間展、その当時頭で描いていたものが当時の技術では作れず、2019年にようやく具現化されたガラスの橋。
磯崎さんがデザインした伝説のクラブ、パラディアムの模型と当時の模様を篠山紀信の写真でコラージュしたもの。バスキアやヘリングの絵が並ぶクラブ。

そして。
これが美術館スタッフ全員が僕の顔を知っていた理由なのですが。
壁一面に僕の即興の映像が展示されていて驚く。
磯崎さんの米寿の会で披露した、磯崎さんの詩″孵化過程″の朗読を発展させたフリースタイル。
撮影されていたことも知らず、その場限りのつもりでやった事が1時間ごとに再生されている。
磯崎さんが気に入ってくれて。
60年代安保の時のエネルギーを思い出したと言ってくれた…






その後、会場を写して磯崎さんの講演会。
大分という地霊
のテーマで磯崎さん、画家のユキノ恭弘さん、小説家の小野正嗣さん、大分市立美術館館長の菅章さんによるトーク。
最後、磯崎さんが僕の名前を紹介してくれて、再びフリースタイルの映像がアウトロ代わりに流れた。
ありがたい話です。

その後、三ちゃんと言う大分最古の居酒屋での打ち上げにも参加。
関さば、関あじ、アキレス腱の煮込み、りゅうきゅう、鶏天、だんご汁、鶏飯とオール大分のご馳走。美味しすぎて大変だった!








終わってからは高山さん、田中さん、荏開津さん、小野さんとファミレスでコーヒー。

濃厚な実りある1日を終えた。
高山さん、田中さん、小林さん、荏開津さんとは月末からドイツ、フランクフルトだ。

17日、日曜。
6時に起きてホテルのテレビでNHKのあいちトリエンナーレ密着ドキュメントを観る。
電凸と違い、直接天皇への想いを会場で述べる方の意見には自分との違いも含めて耳を傾けてしまう。あ、それも映すのか、という感じもあって面白かったんですが。
BGMとナレーション、本当に無くして欲しいと思いました。
もちろん、ドキュメンタリーも作品なので作者の意図は分かるんですが。
BGMや声のトーンのセレクトにあざとさを感じてしまう…それだけセンシティブな話題を扱ってる、と割り引いて観てましたが。

で、ホテルの朝飯を食べてから散歩。
荏開津さんと合流して空港へ…と思ってバスの時間見たら!
1時間に一本!しかも出たばっか!
次のだと飛行機間に合わない…
ナニー?あんなに早く起きてたのに!
タクシー、1万7千円高速代込み…なんだこれ…
2人で反省しきりであります。
そりゃ5分に一本とか出てるわけないし、調べろよ!とね。

で、結局ギリギリに空港着いたらJETSTARが色々面倒でスマホでバーコード、では入場出来ず、紙にして来いと。
えー? なぜわざわざこの手間が居るのか?
ソラシドはスマホかざしてオッケーだったのに。バーコードの意味を考えさせられました。
窓口で紙を発行してもらい、搭乗。

成田第3ターミナルは寂しいところだ。
荏開津さんと別れ、新宿までバス。

実は夜から明らかに風邪の兆候があり、飛行機、バスと寝てるような寝てないような感じで来て。
帰宅してすぐにダウン…

義父が来てたけど挨拶もそこそこに。
家族は空手に行ってて帰ってきたら僕が寝込んでるので…夜の風呂までひたすら寝て。
風呂で半身浴で血行を促して。
また寝る。

昼前まで寝て。
少し回復?
ジャック・マイヨールの兄のピエールによる評伝を読了。イルカ人間への道、スターダムと晩年の寂しさ。稀有な人の話。



あと、桜を見る会の簡単な解説ね。



宇宙平和