昨日、日本のツイッタートレンド1位になったドタマ案件。
日本にヒップホップメディアがあれば良いなー、と本当に思えましたね。

僕はやはり強烈に違和感を感じた。
本人にも電話で話して相手の話も聞いた。一連のツイートもしましたが。
ドタマの考えは本人から何かあるかと。

最初、考えさせる為の要素をいくつか並べてたら真逆の答えを導き出してる人が散見されたので直球を投下。

シンプルに言い直すか。
色んな奴いるの分かってるのに、"撲滅"って言葉を使うキャンペーンに参加したら、そいつを仲間と思えるか?って話。
B-RealとDe La Soulは仲間だからああいう曲(Peer Pressure)作れるんですよ。
で、そっちがヒップホップ。
Come "Clean"(Jeruとキャンペーンの言葉を引っ掛けた言葉遊び)は武器なしでバトルしようぜ!って話。
権力は武器です。

つまり武器を持って撲滅という言葉を使ったキャンペーンにどんな反応が起こるか? に対する認識が甘すぎる。
De Laの曲は大麻好きの大物、サイプレスヒルをゲストに招いて、部屋でジョイントを勧められた時のノンスモーカーが感じる同調圧力や気まずさを歌った知的な曲。





こういうアプローチがヒップホップには出来る。
警察のキャンペーンじゃこのメッセージは伝わらないんだよね。
だって違法ですよね? って、それは警察の仕事なんだから任せておけば良い。
ラッパーはどうするの?


JeruのCome Cleanはクリーンに引っかけた言葉遊びね。
白状しろよ!って意味と武器無しで勝負しに来い!って意味で解釈した上で、武器(=国家権力)を使ってメッセージを伝えるのはラッパーとして"Clean"じゃないよね?
って、こういうのはヒップホップ遊びと言うんですが。



大麻反対を自分の意見としてアピールするのはリアルだしガンガンやれば良い。
S.H.O.がずっとやってはいたんだけどね…そこは本当にかわいそう…




で、僕はヒップホップの仲間意識の話をした。
これも年々劣化して伝わらなくなる概念だ。
仲間と思えるか? この感覚。

ヒップホップは◯◯じゃなきゃダメなのー?
例えば、クサの話しなきゃダメなの?とか悪いことしなきゃダメなの?みたいな。
キー!って、違うのよ。
ヒップホップであれば良いんだよ。
その上で色んなスタイルがあって好き嫌い
もあればグループ組んでても一人でいても良い。

じゃあヒップホップであるってなんなのよ!ってとこが同じ共通感覚を持ってるかどうか。
それが文化。そして仲間。

今まで色んなところで触れ合ってきた仲間がどう思うのか?を想像して行動したのだろうか?

僕が電気グルーヴ署名記者会見でも言った社会の外側を感じる構え。
これは社会に属した意識を持ちながら、外側を感じる。
軸足の置き場所が大事で、その感覚を僕はヒップホップだと思っている。
これを間違えちゃうと社会の外側を感じられなくなるんです。それが危ない。
僕は片目なりに視野を保ってます。
ちなみにヒップホップには余裕で社会の外側生きちゃってる人たちもいて。
でもそう言う人たちも面白いじゃん。僕はそう言う人たちも見ていたい。


大好きな"Dirty" なラッパー。

警察のキャンペーンへの参加は僕からしたら軸足の置き場所を間違えてる。
同じメッセージを発したいならば、だ。

僕は10年前のD.O.もUZIも風営法改正も作品出荷停止反対もド派手な病人も全部
"色んな奴や物がある世の中は楽しくて最高!" 
と言う思いで行動してます。
ずっと同じ。
だから差別も排外主義も反対なのです。
宮台さん風の感情の劣化による神経症も同様、色んなものを認めない思考だから。
そろそろ気づいて欲しいところ。

相手の事を想像する。
自分がその立場ならばどうする?と考える。

その形跡が外からは見られない。

そういう話を電話で。
自分の言葉で真意を発信するのか含めて。
考えます、との答えだったので。
あとは見守るのみ。

MC松島とのやり取りとか幾つかも参考に。

僕の意見は僕の意見。あなたの意見は自分で考えれば良いと思います!正解はこれ!ってのはありません。

ちなみにこの時、妻と買い物の途中で。電話してる間、30分以上待たせてしまった。ごめん。

朝は次女の誕生会を保育園で。
もう4歳か。子供達は元気だ。

妻と九段下でファミリーセール。可愛いパンツを買ってあげる。放っておくと妻はモノトーンになっていくので、派手なものもたまには身につけて欲しいなー、と。会った頃は華やかな服たくさん持ってたんだけどね。

ライスプレス編集部へ。
NO拘束献本やイベントの打ち合わせ。
なんとAmazonからのオーダーが予想以上に来てしまい、対応が間に合わなかったとか!
Amazonはアルゴリズムでオーダー決めるので。
AI的にはイケるとの判断かな?


急いで帰宅、長女が遠足から帰宅。
報告を受けて衣装詰めて三軒茶屋へ。
高井戸駅前で金子けんたろう候補が演説。
僕はメッセージをMC JOEさんに預けて代読して貰った。

メンバーがライブ開始直前に集合したので。セットリストの打ち合わせすら無しでライブスタート。
ところが!
バッチリ出来てしまうんですね。
これ、危なくないか? 何も決めてないのに!
途中僕が急にスタンドバイミーを歌い始めたらオータさんがビート打ってきたので、じゃあ歌うか、と思っても歌詞は頭しか覚えてないのでラップしながら、最後ダーリン!の連呼を思い出して。
大策も瞬時にキーを判断してベースで入ってくる。
最高だな。

二人とも金出して買ってくれるんですよ、最高ですね!

今日、対バンだったSpeaker Sgt.の越智さんは昔、ランプアイのアルバムに参加した時のエンジニアさん。久しぶりにご一緒出来た。

ブルックリンバンド、リーダーの毛利さんのMCが最高。スティーリー・ダンのカバーを色々と。
ドラムの澤井さんが心筋梗塞経験者で、梗塞話で大いに盛り上がった。

広げよう!梗塞の輪!

ライブは楽しい!

帰り。
三茶で原付乗った若者が大声でKowichi君のラップ歌ってて、しかもタイコーのとこまで律儀にリ、リ、リッスーン!ってやってて最高だったな。ヒップホップのある風景。




渋谷でRoomに一瞬だけ寄る。
Shiny カレーだけ食べる。
懐かしく楽しいワクワクする雰囲気!
今度ゆっくり行こうっと!


この曲やったらしいよ!




イイね!

長かったでしょ?

闘病記、予約受付中!
ヒップホップの話もしてます。



宇宙平和