今日は叔母の通夜だった。



従兄弟(つまり叔母の息子)にベースを弾いてもらい、僕が即興でラップをした。
斎場でのラップも初めてで、会場側も心配してたけどお坊さんのお経より静かですと言って納得してもらう。
実際、隣で鳴ってる高速木魚の音がこっちの斎場にも響き渡っていたが、こちらはグルーヴィーなベースの上で語りかけるような即興詩。

まずはこんな話。
「先程娘からこんな所でラップしても良いの?ときかれましたが…叔母が喜ぶ事ならやって良いんだよと話しました。息子と甥が参列する方々の為にラップする光景を叔母も楽しく観ていると思います。」

ラップし終えると。
叔母を知る参列者の皆さんからは大きな拍手。
これも斎場でもあまり無い光景でしたが叔母は喜んでくれたと思います。
完全即興だったのですが…叔母の友人から詩を読みたいからプリントアウトして貰えないかと尋ねられ、思い出して書き出してみますと答えた。
ラッパー人生、斎場でもラップ。

棺の中で眠る叔母ちゃんは本当に安らかな顔。
叔母の孫に当たる3歳の男の子とうちの娘たちは駆け回ってはしゃいでいて。
きっと叔母がニコニコ眺めているんだろうな、という光景でした。

叔父叔母の友人である栗原小巻さんが先日アップした写真を見て、遺影はこれにしなさい!と言っておられた。
一番輝いている時が良いのよ!と。
でも確かに美人なんだよなぁ。

叔母がかつて人形劇の劇団メンバーだったのも今日知った。60年代末のヒップな若者だった。素敵だと思う。

明日の告別式でも。
叔母に聴かせる最後のラップをする。

宇宙平和