フランス優勝!


一応言っておきますと…
僕の優勝予想は当たりました。
NEWS RAP JAPANでもエムバペの名前と共にラップ済。
それはそれとして。

モドリッチと消し合ってたカンテを下げて中盤のバランスを変える、というデシャン采配。
モドリッチ攻撃に転じてくるのでは?
ええ? と思ったらエムバペがサイドを駆け上がりポグバのゴール、そして今度はエルナンデスがサイドを抜き出てエムバペのゴール。

19歳のエムバペ。
名前の表記にこだわる人いますけど。
日本語では無理なので、こだわるだけ無駄!
フランス語の破裂音は無いですからね。
逆もまた真なり、で。
例えばリュースケ。
Ryusuke。
ロンドンではリュズーキーと呼ばれてた。
スズキかと思ったからね、最初。
中国での名前の変化も然り。
僕、和田礼は。
フーティエン・リー、です。
面白いよねー。

後半、クロアチアが攻勢。
フィールドに乱入者が。
観てる時はえー?クソだろ!と思ったね、正直。

後でそれがプッシーライオットだと分かった。
声明も上げている。
ロシアの国際的なイベントに合わせて必ずアクションを起こしている。あの国の体制を考えてもモノホン筋金入りのパンクスである。

政治犯の釈放を訴える為の乱入。彼女たちにしてみれば絶好の機会だし、良く乱入出来たなーとも思う。

今日世界のネットではその動きを賞賛する声も多い。
だが、同時に試合を邪魔された!と言う意見をダサいとか分かってないと叩く人もいる。

いやいや、邪魔してたでしょ!邪魔して主張すると言う手段なんだから。
で、それを不快に思う人がいても当たり前。
サッカー、ワールドカップにかける思いも人それぞれだろうし、楽しむ人も興味ない人も、それこそ生涯をかけて観戦してる人だっている。
資本家の集金システム、国家意識の過剰な煽り、
見方は色々あるだろう。

相手の立場で考える。相手と入れ替わって考える。

僕はこれが物事を解決するスタンスだと思います。難しいけどね。

自分が見えてる世界からしか話せない人は相手を殲滅しない限り納得出来ない。どの立場だろうとね。
そんな事を考えさせられました。

僕は今大会は全試合感染しててその決勝。
楽しく観戦してたので、えっ?おいおいと思った。でも、試合はすぐに始まり、そこからまた観戦モードに戻った。
後で乱入の目的を知り、そうかーと思った。

でも、優勝セレモニーで大雨で。
プーチンが雨ざらしになってて。
そっちの方が滑稽と言うか、危なっかしいと言うか。
しかも、最初SPがプーチンだけに傘さしてたからね。まじか、とは思った。
これが中継されてる事が面白くないか?

サッカーだから出てきて。
サッカーだから雨ざらしに。
世界は所詮そんなもの、デタラメだ。


こんなに濡れてる世界のリーダーたち。
サッカーだとこんな事も起こる。

このタイミングで乱入してたら最高だったかもね? 目の前にプーチンいるし。まあ、それはそれで受賞する選手達の邪魔はする事になるか。
試合中の乱入だからフーリガン扱いで済んだのかもしれない。

祭りはカオスを生み、凝り固まった日常のシステムをご破算にする。

そのエネルギーをコントロールしたい側と乗っかって戻るべき日常さえも変えようとする側。様々なものが一緒くたになる祭りそのもの。それを世界レベルで引き起こす可能性があるサッカーに少しは注目して意味を考えてみたら?


僕が生まれた国フランスが優勝。
僕が育った国イングランドが予想外の健闘をして、ハリー・ケインが得点王。

そして、僕の母国日本が。
大会最優秀キーパーのクルトワから二得点する善戦(とやはり言わざるを得ないでしょ、その後のベルギーの凄いサッカーを見れば)。

好きだったイエロが急遽スペイン代表を率いることになったり。
セネガルのシセ監督がとにかく格好良かったり。
クロアチアのモドリッチMVPに闘魂を見た。

今大会も凄く楽しませてもらいました!

帰国したベルギー代表を迎える映像とか観て多幸感を味わう。
ワールドカップは祝祭。
無礼講で非日常。

世界は日常に帰っていく。
浮かれてんじゃねーぞ!と言う日常からのメッセージも込みで。

宇宙平和