タイミングが非常に良かったです。
ザ・シークレットマン観賞。
そして、神保哲生さん。
実は先日神保哲生さんから面白いよ!と歴史的事実の解説もして貰ってからの観賞。
行ける日を探してたらちょうど佐川氏が証人喚問される日だった。
上の動画を見といて貰えれば作品の趣旨は分かると思いますが。
劇中でCIAのエージェントがFBI副長官代理のマーク・フェルトと会話するシーンがあります。
「大統領は代わるが官僚は残る。官僚は不滅だ。」と話しています。
ニクソンのウォーターゲート事件に端を発した人事で政権の意向を組む人がトップに座る。
でも、国の官僚は時の権力者に仕えるのではなく、国の、国民の、全体の奉仕者である。
勿論、映画はマーク・フェルト側の話であり、彼もまたテロリスト捜査で違法行為を行い、後に訴追され有罪になっています。
そして、内部告発の同期もライバルとも言えるビル・サリバンとの権力争いと言える面もあります。
ゼロ100の話にすると良くない。
ってか、世の中をシンブルにしたい人が多いなー。単細胞になりたいのか!ってね。
でも、仕事は何のためなのか?という基本中の基本、そこをどう考えるか?
翻って昨夜の証人喚問。
佐川氏が証言した部分だけで判断しても財務省の下部組織の理財局が勝手に公文書を改竄する事態だとしたら今まで国会審議で使用された全ての公文書にも同様の疑いをかけてチェックしてそれに判子押した全ての人の責任を問い直さなければ!大変だ!
政治家関与の方が良くない?
なんて勝ち誇ったコメントしてる議員見てると思っちゃいますけどね。
防衛省の日報隠し、厚労省のデータ改ざん、文科省での行政が歪められた案件…あれ、沢山あるなー。
で、このタイミングで証人喚問しても刑事訴追の恐れで喋らないのはある程度予想出来たわけで。
政治家の技の見せ合いになるのも、まあね。
丸川氏の良く練習出来ました!炸裂!とか。
小池氏の怒りも僕は見ていて、歯がゆかった。
文書を見た時期すら言わないのに政治家の関与の否定だけは断言したところ。
森氏に対して今井秘書官にこの件で会ったことがない、という発言。
宮本氏に対して昨年度の答弁との矛盾をつかれ、アクロバット答弁をして着地失敗したこと。
丸山氏に対して自らこれで疑惑解明とは言えないと認めたところ。
そして、少なくとも答弁からは改竄する理由は全く分からなかったこと。
辺りがポイントですかね?
問題の本質は国有地をタダ同然で売却した理由で、公文書改ざんもそれに伴う問題。
で、キーマンは今井秘書官との見立てがあちこちで出てきている。
その直属の部下であり夫人付きだった谷氏はマルタ島にいて朝日の取材に答えていた。マルタ島、豪華…
あ、今井秘書官と安倍昭恵氏って遠縁らしいですね。
すごいね!
さて。
官僚は誰に仕えているのか?
朝日に公文書改ざんもリークしたディープスロートは誰なんでしょうね? どこにあった文書?
桜、綺麗だなー。