明日、いよいよKOK決勝戦。
1年かけていろいろと準備して来ましたが、あっという間です。
年明けてからはこの事ばかり考えてました。
(あとは恒例の体調不良で寝込んでました…)
まあ正確には2015年大会は9月23日だったので1年以上かな?
会場はディファ有明。
17時開場、18時バトルスタートです。
天気予報は雨ですが、リング上は嵐の予感です。
大会のOPENINGにはDMC WORLD CHAMPIONのDJ YUTO!
僕がDMCのMCを長いことやっていることを繋げられて感慨深いです。日本人のDJが世界チャンピオンなんだぜ!
チケットはソールドアウトですが、Abema TVで生放送もするので全国で一緒に楽しみましょう!
漢が「日本一のMCを決める大会を今考えられるシステムでちゃんとやる。」と言って、僕はそれを形作るのを手伝うことにしたのは2014年。
ルール、規模・・・今の、そしてこれから先のシーンへのヴィジョンを見据えてゼロから立ち上げて試行錯誤を続けてます。ディレクターには裁判でも有名な三浦を任命。
僕は5年構想で考えているんですが、その2年目が明日形になります。
僕たちの基本軸は「MCのための大会」です。
優勝後のキャリアも含めてMCが飛躍するチャンスをどれだけ作れるか?
MCたちのベストパフォーマンスをどうやったら発揮させることが出来るのか?
勝敗なんてない!と切り捨てるのが簡単なアートフォームにおいてどうやってジャッジするのか?
MCがベストパフォーマンスを繰り広げれば、自ずと良い試合になり、観客も楽しむことが出来る。順序としてMCを最初に置く。
MCの集中力が途切れない試合数はどれくらいか?1試合の長さはどれくらいか?
MCがモチベーションがあがる入場方法は?ステージの作りは?
エントリーMCこそが舞台にたつ資格のあるラッパーである、というメッセージを込めて。ファイナルには去年からラッパーのゲストライブは入れてません。戦うMCたちだけがステージの上でラップするのです。
優勝後のキャリアに関して言えば・・・初代チャンプの崇勲のその後の活躍は皆もご存じの通り。僕らがなにかをしてあげたというワケではなく、本来の崇勲のポテンシャルが発揮出来る環境になったということだと思います。崇勲は今年も予選から勝ち上がってファイナルにエントリーしています。
BEAT GET SYSTEMもMCのためのルールです。まだ形にしているのは押忍マンだけでしたがGADOROのアルバムも出ます。二人とも2年連続でファイナルに進出しています。
そして今年は・・・決勝戦にDJ HONDAさんからBEATを提供していただきました。
MCバトルシーンにも気づけば長いこと関わってますが・・・まさに空前のブームと言ってよいでしょう。1回目のBBPのMCバトルで1回戦負けしたのが17年前か・・・
高校生ラップ選手権の最初から参加させてもらってました。ZEEBRAさんがフリースタイルダンジョンの企画を思いついた時には漢をモンスターとして推薦したんですが、これがこんなにハマるとは思わなかったですね・・・大晦日の口迫歌合戦ではバトルヘッズとしてスタートして未だにヘッズ魂で仕掛けている正社員と21世紀初頭からの友人で去年のジャッジにも参加してもらったYOUTHと一緒にゲストジャッジで登場しました。
僕があーだこーだジャッジしてることについては賛否両論あると思いますが。
大したことは言ってないんですが背景として多くのバトルシーンを観てきたという事実はあると思います。
ちなみにちゃんとやれる所も証明しよう!と一度ダンジョンにもチーム411としてhieroとJ平と出て、個人的にはフリースタイルちょっとは出来るでしょ?と証明したつもりだったんですが。
時の流れは速いというか・・・もう知らない人ばかりになっててびっくりしました。流れ、はや!
あいつフリースタイルも出来ないのになんでえらそーなの?と早くもディスられてました・・・怖い・・・
それはともかくとして視聴者数が340万人というとんでもない数字でしたね。
今年それがどうなるのか?
もちろん多くの人に知って欲しいのですが。
MCたちがやる基本のこと。
それは素晴らしいラップ。
それに尽きる。
どんな状況であっても素晴らしいラップはあった。観客なんていないところでも素晴らしいラップはあった。
それが基本。MCならばマイク1本で証明出来る。
もう一つの基本は。
DJがMCの戦うリングをつくる。
これも繰り返し言ってますが。DJはMCにとっての大地です。
DJ YANATAKE、DJ GATTEM、DJ KOPERO、DJ MOTOIが今大会を支えてくれます。
様々な戦いを経て最高の16人が集いました。
1;ACE 第1回東日本予選
2;ISSUGI 第2回東日本予選
3;輪入道 ADRENALIN/THE罵倒 2冠
4;HI-KING aka TAKASE 第1回西日本予選
5;裂固 SCHOOL OF RAP/SPOTLIGHT 2冠
6;ERONE 第2回西日本予選
7;崇勲 第3回東日本予選
8;CIMA 第3回西日本予選
9;GADORO 戦極第15章
10;じょう 第10回高校生ラップ選手権
11;押忍マン ENTA DA STAGE
12;呂布カルマ KING DECISION MATCH
13;FEIDA-WAN PLAYOFF一位
14;サイプレス上野 PLAYOFF二位
15;LICK-G PLAYOFF 三位
16;SURRY PLAYOFF 四位
この中から日本一の称号と賞金150万、そしてNIXONからのチャンピオン賞をGETする男が誕生します!
戦うMCたちにエールを!
Twigyさんのラインを借りるならば。
マイクvsマイクならせーのでKO!
新しい歴史に立ち会いましょう。
KING OF KINGS!