リアルサウンドのレビューは『弁護人』。

『弁護人』が浮き彫りにする時代精神の変化ーー35年前の韓国、国家保安法は今どう映るか?
http://realsound.jp/movie/2016/11/post-3234.html


ここで言う時代精神とはこれまたリチャード・ドーキンスの受け売りで、世の中の失言する人たちの背景は大概これで説明出来てしまう、そんな考え方です。
もちろん、トランプやイギリスのEU離脱、日本の官僚の仕事の仕方など様々な観点に伏線を引いてくれます。

なので改めてリチャード・ドーキンスの『神は妄想である〜宗教との決別』は推薦図書として。
というか、これも高橋ヨシキさんに教えて貰って遅まきながら読んでうわ、面白すぎる!となった1冊。僕はなるべく人から勧められたものは1度試してみるスタンスです。

『弁護人』面白かったですよ。

で、友人のDT君とは『ジャック・リーチャー』行ってきました。
二人とも前作『アウトロー』好きで、なんなら僕は『ミッションて・インポッシブル〜ローグ・ネーション』派なんですがDT君は『アウトロー』派。しかもこの2作は監督同じなんですよね。
ちなみに二人とも周りではイマイチな評判の『オブリヴィオン』も大好きで、僕は手塚の『火の鳥』シリーズに紛れ込んでそうなプロットがツボ、というか後半トム・クルーズが手塚治虫の絵で動いてるみたいな見方になってました。
そう考えるとトム・クルーズ良く観てるな。

『アウトロー』の時は、アメリカでは大人気なキャラ、ジャック・リーチャーが日本では知られてないから?という理由で邦題変えたのに今作では戻した為、シリーズ感が出てないPRの失敗がまずあります。

前作は70年代の映画みたいなムードが良かったんですが、今回は90年代のレンタルビデオでしか見ないような作品のムードでしたね…
前作ではゴーンガール前のロザムンド・パイクとか出てたのが今回はキャストも映像もとにかくスケールダウンというか予算ダウンな印象がどうしても強いです…

僕は全体で2回ほど思わず笑っちゃう場面があったんですが、通してどのテンションで観るべきが迷う作品で、多分正解は日曜の昼間にゴロゴロしながらテレビで流しとくと程よく楽しめたかも知れません。

やたらとファストフードのテイクアウトが出てくるんですが、今考えたら宣伝なのかな?5回くらいはあったと思うんですが、トム・クルーズがあのトレーに飲み物と食べ物を乗せて現れると確かに美味しそうに見えますね。

映画シリーズとしては今後があるか不安なのですが原作小説に当たるかどうかは考えてみようと思います。

Amazonにアイアン・フィスト2があったのをDT君に教えて貰ったのでまずはそれですね。