選挙結果を見ながら・・・

接戦になった選挙区がいくつもあり、そもそも野党共闘がなければ接戦にすらならなかったのは明白。
東西で結果が大きく分かれた。
沖縄もそうだけど、それぞれの土地に根差した考えがあると思う。
でも、そもそも考え自体があるのかという前提もあり、沖縄や東北に限らず、東京にいても、それぞれの市民が考えていることが分る選挙区もあった。あと、沖縄出身なのに当選してから沖縄問題は考えますって言ってる候補もいましたね・・・当選したようなのでこれから考えるんだろうけど。

それでも争点が見えにくかったのは確実で、それこそ候補者同士の討論や党代表同士の討論がもっと聞けたら判断基準は増えただろう。対話と議論というテーブルをいかに作るか?
というか、なにを話すのか?というテーマすら伝わっていないのも痛感する。

ちょっと呆れたのは、例えば是非を置いても、改憲の考え方に大きな影響があるであろう日本会議の報道が、選挙速報番組になってようやく出てくるというのも遅いな~と思った。
TBSラジオでは特集やってて聴いたけど。
選挙期間中に考える材料をもっと提供するのがメディアの役割のはずが、公平・中立という世界的に見ても超「変」な報道姿勢にはやはり疑問が・・・

だって、真実が見えるサングラスを手にした人ってのは、まあ世間では奇人変人の部類に入れられるわけで、よほどの長時間殴り合いでもしない限り、相手を説得できないわけで・・・
ってのはゼイリブの話なんだけど。

あとは、自戒も込めて言うならば・・・普通の社交をしていると、どうしても近くにいる人には似た考えの人が増えてしまって。
しかもやれ、学校でも職場でも政治の話はダメだ!なんて風潮が煽られると・・・自然と自分の周りで会話する人は全員同じ考え、だからみんなでそうだ!そうだ!と世界が自分たちのもの、と思いがちなんですが・・・ほんと電車で隣に座っている人レベルでも全然違う考え方だったりするんですよね。びっくりなくらい。

あと、案外自分のいるコミュニティーなんてたかが知れてますよ、これもびっくりするくらい。
例えば東京で当選するラインは50万票ですからね。

違う考え方の例でいえば、
音楽に政治を持ち込むな!とか言う人、実在するんですよ?びっくりするんじゃないですか、そんなの。HOW MANY ROADS~ってボブ・ディランも歌ってますが、答えは風に吹かれてって、風吹いてない場所もあるんだな~の21世紀ですよ。

で、違う考え方の人がいるのなんて当然で、だから対話と議論だったりしましょう、って思うんですけど。どこですんの?
ってとこでもう行き止まり。
で、ネットは溜まった鬱憤の吹き溜まり。
そこでも同じ考えの人同士で集まってイエー!ってなっちゃう先になにがあるのか?

さて、どっからやるんだっけ?ってなコトを延々考えながらピコンピコンと改憲勢力の議席が162とか行っちゃったので・・・
まずは、じゃあ自民党の改憲草案をね、テーブルに乗せて話すところからやりますか。僕はこんなに義務いりません!自分でなんとかします!ってとことかね。
あと、改憲勢力って言ってもみんな同じ考えなの?ってとこと、同じ党だからって本当に同じなの?ってとことか、もうちょいね個人が見えてくるといいですよね。

基本的に政治は非常にリアルな世界で、だって生活と社会のことだから・・・ファンタジーやイマジネーションといった表現活動に必要なものとは別のスキルが必要だとも思う。ある種のリアリスティックなロジック。こういうものも、対話や議論を通じて見えてくる。

なんて考えてたら眠くなってきた・・・
あれEURO2016の決勝もあるのに・・・
あれれ・・・
THEY LIVE
WE SLEEP
ZZZZZZ



追記。
ポルトガルフランス戦、起きられたんですが・・・
まさかの。
延長前半0-0の段階で寝落ち・・・
起きたらポルトガルが優勝していた。
こっちが寝ている間でも・・・世界は変わる。


そして。
東京都民にとっては、都知事選です。

僕はもともと舛添氏を全く支持していなかったのですが。
それでも、辞任に追い込まれていく様にはただただ不気味な怖さを感じました。
マスコミが追及する内容・・・なんで石原氏のときはやらなかったの?とか、いまからでも石原氏追及したら?とも思いますが・・・
そもそも、舛添氏が都知事としてどういう政策をしていて、なにを実行し、なにが途中であるのか?ここで辞任することの影響はなんなのか?
一切議論されていない。少なくとも報道上では。
実際、なんもやってねーんだよ!って話もあるかもしれませんが・・・
基本、辞任の理由は個人的にセコかったから?あと、エラそうな人がずっこけてざまあ?ってとこですか・・・
しかも、あれだけ追及しておいて。次の都知事の話題になると最早舛添氏は過去の人。
この辺りは映画「FAKE」を観ると面白いかと。
僕にとっては一連のデビルマン現象の、佐村河内氏、佐野氏、小保方氏、ショーンK(やや小規模か?)らに連なる新たな犠牲者に見えてなりません。セコいのとかえらそうなのとは別の話ね。

そして、都知事選も政策云々が出る前から誰だ彼だと。
実務型を選ぶといってアイドルグループのメンバーの父親が出てきたときはあいた口がふさがらないか?とGKマーヤンに問われている気分になりました。
党推薦候補以外を応援したら除籍、親戚が応援しててもダメ・・・とか、なかなかノースコリア臭もしてきますが。
一応、舛添氏は自公推薦候補だったんで。その辺りもしっかり後始末しましょうよ・・・

そんな中、与党は分裂選挙へ。
そして野党は統一候補へ。
それぞれ思惑がある中なので、結構な不細工なレースの様相を呈していますが。
ここまで至る都知事の系譜に、少なからず森喜朗氏の思惑が絡んでるとの見方を聴き・・・
なるほど、それで反森陣営の小池氏を自民党執行部どうしても推薦出来なかったのだなあ、とか。

でも、それよりなにをやってくれるんですか?いままでどんな考えだったんですか?
東京、どんな街になるんですか?
いっそ、ブレードランナーみたいにしてくれ!
とかね。

寝ちゃダメ!


二つで十分ですよ~、わかってくださいよ~