昨夜は志賀勝&片桐竜次トークライブが素晴らしかった。
車いすで登場した志賀勝さんが本当に格好良く、ユーモアの独特の間、そして片桐竜次さんの愛情のこもった突っ込みで楽しく、気づけば涙が・・・僕はあの場にいたハードコア東映ファンの皆さんには遠く及ばないとは思いますが、お客さんもみんな素敵な気持ちになってたと思う。司会が佐藤洋笑さんと倖田李梨さん。佐藤さん、良く見るようになったな。



志賀勝氏いわく。「アクションの心得。とにかく高倉健だろうとだれだろうとどつく。するとどつき返される。3,4倍にしてどつき返す。その結果が今です。」
「加藤泰監督の現場で賭場の張手をやってた。雰囲気が悪くなり、監督が役者一人一人に「お前は今日なにをしにきたんだ!」と詰問する展開に。私は「日当貰いに来ました!」と言ったら・・・その後、加藤組には呼ばれなくなったな」
「高所から飛び込むとかの演技は危険手当が出るから率先してやったね。3000円とか貰えるんだよ。もうガンガン飛ぶ」
「同期の松方弘樹。あっちは主役、こっちは脇役。でも同期と言ってくれる。エライ人です。当時は飲み歩いてた記憶しかない。46時間くらい連続で飲んでた。途中の撮影中は飲まないけど、ずっと二日酔いが続いてたな。最後はいつも松方弘樹の部屋で、そこにまたずらっとボトルが並んでるんだよ。」

片桐さんも奮ってる。




「役が欲しいからさ、なんでもいいんだけど。時代劇の駕篭持ちになると、前のやつが「えい!」後ろのやつが「ほっ」!ってセリフがある。でも志賀さんが後ろに回ってもえい!っていうから、えい!えい!になっちゃうんだよね。志賀さんは「御用だ!御用だ!」って言わせたら日本で3本の指に入る役者だったよ!」
「子分A子分B子分Cなんて役柄になるとセリフなんかないのに、なんで俺がCでお前がAなんだ!って良く揉めてたな~」

後半の質問コーナーも楽しかった。一人の若い役者さんが「僕はフリーの役者で、ノーギャラで良いので東映の映画に出たいんです。出られますか?」と聞いたら、片桐さんが「ノーギャラはダメだ。1円でも良いから貰ってはじめて役者、俳優という職業になる。役者としての責任が持てるんだ。頑張ってください」とこの日、一番の厳しい口調で語られた。ただ、すぐ後に「俺はタダでも出るけどね」と照れ笑いしてたのが最高だった。

ピラニア軍団の名付け親が深作欣二監督で、そもそもは志賀さん中心のピラニア会だった話。そして、レコード制作秘話に関しては志賀さんは「まったくなにも覚えてない」で終わり。



司会の佐藤さんが「役者稼業」という曲が好きだが現在は廃盤で・・・と言ってましたが、実は坂本龍一のYEARBOOKのPART2に収録されてたりもします。

志賀勝さんが道を歌うところでは、歌詞なんか覚えてないよ!と言いつつも途中から枯れたいい声で歌い、最後に車いすから立ち上がって歌われた。歓声が沸き、感動が会場を包む。



途中、和泉聖治監督が登壇、志賀さんから一言監督にコメントを、と振られたら一言。

「役をください」

素晴らしかった。


杉作J太郎監督の任侠秘録!人間狩りでご一緒した飯島洋一さんとも久しぶりに会ってお話し。めちゃくちゃ元気だった。

鑑賞後、渋谷THE ROOMでCHAMPから代官山SankeysのREBOOT 18周年。本当に久しぶりに夜でかけた。

最近の体調もあり、寝てることが多く、自分の出番がない夜は基本大人しくしてた。昨夜は気持ち良い夜で渋谷TSUTAYAでコーヒーを飲んでとことこ。
THE ROOMでカレーが出てたのでご飯抜きでディスカウントしてもらって一杯(この場合、カレーです)。
美味しい!けど、ご飯食べたいな・・・これも僕の人生。
座って楽しもうと思ったけど、DJがあまりにFUNKを連発するので思わずフロアの前で踊っていた。
途中でかかったJUMPIN'JACK FLASHのシタールとか入ったカヴァーが誰なんだろう?カッコよかった!twitterでAnanda Shankarだと教えてもらいまいた。しかも持ってるレコードだった!
なんて気持ちも夜のダンスフロアならでは、ですね。

そこから歩いてSankeysへ。元AIRの場所。
Q'HEYさんのテクノパーティー、REBOOTが18周年。
Sankeysは作りがちょっと改装されてて通路があちこちに伸びてたり、メインフロアの天井の抜け方の印象だったり、トイレだったり・・・クラブを探検する感じも久しぶり。
フロアのブースからやや下がったポイントが音が気持ちよく、連打される重いキックをひたすら浴びながら踊ってました。
すごいテンション高いインド人のお客さんが隣で楽しみ過ぎてたのでバーの方まで下がると、そこでは会話可能な音量。
ラウンジスペースの作りも変わってた。
Q’HEYさんやTAKAMI君にお祝いを言って、帰りがけに木村コウさんとハウス感とヒップホップ感のクロスオーヴァーの成功例はやっぱSOULⅡSOULだと思うなとコウさんが言うのを、そう言えばこないだキャロン・ウィーラー聴きなおしてました!なんて会話。

4時前に出て、夜風の中を始発の時間まで歩いて帰宅。
いま起きたところです。
さて、溜まった原稿を書かねば・・・