3月11日発売!

MSCの新作EP,1号棟107!



1;Tru B-Boyz Strikes Back
TABOO1, DOGMA, 漢a.k.a.GAMI,MEGA-G,PRIMAL PRO;DJ KOHAKU&MUTA
2;新宿2015
TABOO1, 漢a.k.a.GAMI,PRIMAL
PRO;DJ WATARAI
3;まだ行けるか?
TABOO1, 漢a.k.a.GAMI,PRIMAL
PRO;MALIK
4;ヒーロー不在
TABOO1, DOGMA, 漢a.k.a.GAMI,PRIMAL PPRO;LIBRO
5;DONT LEAVE ME
TABOO1,漢a.k.a.GAMI,PRIMAL
PRO;HARDTUCKLE66

&INSTRUMENTALS

REC&MIXED BY I-DeA

TABOO1による傑作ジャケと共に・・・9年ぶりのMSC作品がリリースされます。
漢いわく「これだけ時間が経っても・・・やはりMSCだったな。こればかりは変わらない」

さて、今回はBLACK SWANからのリリースなので僕もがっちり付き合って。
そして・・・リアル死ぬほど大変だった!ちなみにI-DeAはもっと大変だったかと・・

で、たまに聞くのが「なんで鎖じゃなくてBLACK SWANなの?わかんね!」という指摘ですが。
いくつか理由はあります。

まずは・・・先代・佐藤将がBLACK SWANという自分のレーベル、自分の城を持った理由は。
「いつかMSの作品を出す母体を作りたいから」です。
現在明らかになった漢とLIBRAの確執は水面下ではとっくのとうに始まっていました。
地元の、馴染同士のクルーだったMSがLIBRAという組織のせいでバラバラになっていく様子を横で見ていた佐藤さんは、いつか再び彼らがまとまって音楽をやれる時が来るのを望んでいました。
そもそもデビュー前のMSCと韻踏を周囲に売り込んでいたのは佐藤さんでした。ちなみにこの繋がりも近々形になりますYO!

レーベルを立ち上げてからはGOKUとの出会いもあり、いろいろな企画を考えるようになりましたが、当初からの思いはMSCの作品を出すこと、です。
2年前の年末、PRIMALのリリパでMSC再始動をうたった際にも佐藤さんはいろいろと手伝っていました。ただ。
不慮の事故により、MSCの作品を形にすることなく旅立ってしまいました。

僕はBLACK SWANを引き受けるにあたり、すでに亡き人である佐藤さんに気を使ったり、あれこれお伺いを立てることはしない(霊媒でもあるまいし)。と決めていました。
でも、この当初の思いは、それこそ本人からもずっと聞いていただけに。

佐藤将をしっかり成仏させる!という意味でも僕の中での最初の目標にしていました。
ある意味、MSCの作品、そしてGOKUの作品をしっかり世に出すこと。
これをしてからが、僕にとってのBLACK SWANだと思っています。
GOKUは大評判のACID&REEFERをリリースして、いま新作に取り掛かっています。
そして、MSCの作品もようやく完成しました。
どうです?佐藤さん? 
少しは安心出来ましたか?

第2の理由は。
MSCというクルーのリーダーは漢、ですが。僕はあくまでそれぞれをグループの一員として平等な姿勢で取り組んで欲しいと思ったこと。
その為には、漢が代表でもある鎖グループで作るより、フラットに横並びでBLACK SWANで作品作りに向き合って欲しい。それぞれのメンバーとも長時間話して、ビートメーカーからビートも集めて、スケジュール組んで・・・実際、最後の最後までどんでん返しの連続でもあったけど・・・
今は東京を離れているO2にも声をかけ、本人も参加する意志だったのですが、個人的な事情により今回は結局参加出来ませんでした。
もっとも、MSCの作品におけるO2の声の存在感は大きいので・・・新宿2015でワタさんにスクラッチで入れてもらいました。初期作品のアカペラなど聴き込んで・・・これは初期録音を担当したI-DeAが今回も全面協力してくれたからでもあります。
TABOO1は最初からアルバムという目標を立ててEPを作りたい、と言っているので。MSCのフルアルバムも・・・聴ける日が来るでしょう。
ふ~しかし大変だったな・・・

第3の理由は。
リリックとサウンドです。
鎖グループは力強いストリートMUSICとしてのHIPHOPを提示していますが、BLACK SWANはそれ以外の全方位HIPHOPを出していくレーベルです。想定外音楽としての!
なので、聴いてもらえれば分かると思います!

なにはともあれMSC!
格好良い一枚が出来ました!ここは笑顔のBLACKSWAN代表。

聴いて楽しんで・・・そして3月20日新宿FACEのリリパに駆けつけてください。
当然、ライブの締めはMSCです!

3月1日の9SARI STATION、そしてその後BE-WAVEDでのタブーの個展のオープニングパーティーでも登場予定。

さらに・・・先日のDOMMUNEでは元スタッフの三浦の告発もありましたが。
たまに、内輪の争いを見せてるだけ!とか、ドロドロは見たくない!なんて声も聞きます。
気持ちはわかりますが・・・
MSCの作品が出るのに9年もかかった理由はそこにもあります。
そして、それがついに世に放たれるべく体制が出来た。そこにドラマを感じるのならば・・・
漢の、そして9SARIの、戦いを是非応援して欲しいと思います。

そして、ここから始まる物語をみなで味わいましょう!

MSCも戻って来て。
そしてUMBも戻って来ます。

2015年もワクワクしていきましょう!